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Kirk Degiorgio - Unreleased 1991 - 1992 (Indigo Aera:aera009)
Kirk Degiorgio - Unreleased 1991 - 1992

2011年にオランダはアムステルダムに設立されたIndigo Aeraは、デトロイト・テクノに影響を受けたと思われるマシンソウルを追求するStephen BrownやLouis Haimanの作品を送り出すと共に、一方では"Lost Archives"と謳われた埋もれたままリリースされる事のなかった作品の発掘にも力を入れている。またそのどれもが極小数のプレス数とハンドスタンプなアンダーグラウンドな仕様で評判となっている。そんなレーベルの最新作はUKテクノの重鎮であるKirk Degiorgioの作品だが、なんと1991〜1992年に制作されていた秘蔵音源をコンパイルしている。その頃と言えばAs One、Future/Pastと言った変名を用いて活動していた時で、Kirkがデトロイト・テクノの感情的な作風に影響を受けながら電子音楽に希望を見出していた最初期の活動であり、となれば当然期待しないわけがない。ペチペチしたTRと思われるリズムマシンから生まれるブレイク・ビーツと仮想空間を生み出すような未来的なサウンドが絡み合う"Exteriors"は、デトロイト・リヴァイバルと言う正に当時の時代を投影するようなUKからデトロイトへの回答らしき作品だ。勿論黒人が鳴らす野暮ったくも刺激的なファンキーな音ではないが、叙情的な面をより浮かび上がらせヨーロッパの洗練された空気に落とし込んだ音楽は、インテリジェンス・テクノへの系譜へと繋がっている。同様に内向的で幽玄なパッドの使い方が青臭くもエモーショナルな幻想世界を描く"The Factory"や"Fragile World"も、音自体は古臭く何処か野暮ったさもないわけではないが、テクノの初期衝動と言うべき何かが生まれる瞬間が感じられる。裏面の"The Leading Edge"はより荒い質感のハイハットと重いキックが打ち鳴らされる荒々しくオールド・スクールなテクノで、これも決して今のKirkの作品に比べれるとローファイそのものだが、そのラフささえもが力強いグルーヴと化している。単に未発表と言うレアな価値観だけでなく、初期テクノの時代感を伝える作品としても価値があるが、それ以上にKirk Degiorgioの才能が光っている。

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