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Fabrice Lig - Hmong Dignity (Subject Detroit:SUB 036)
Fabrice Lig - Hmong Dignity

ベルギーにてデトロイト病に冒されたSoul DesignerことFabrice Ligだが、なんと3年ぶりの新作を突如発表。しかもリリース元はデトロイトのDJ Boneが主宰するSubject Detroitからと、それだけでもデトロイト・テクノ好きの食指を動かすには違いないが、更には故・Aaron-CarlとDJ Boneのリミックスも収録と破格の内容だ。2010年にレコーディングされたものの長らくお蔵入りとなっていた"Hmong Dignity"だが、音楽性で言うと特に初期のSoul Designer名義に近いデトロイト・テクノを意識したハイテック路線で、フュージョン風のピコピコしたシンセサウンドが手弾きしたような大仰なメロディーを奏でながら、ポコポコと爽やかなパーカッションが乱れ打たれる期待通りの作品だ。安っぽいイメージさえ見え隠れするシンセサウンドさえもがデトロイト・テクノを踏襲しており、ここまでおおっぴろげにエモーショナルなG2G路線を追いかけていると潔ささえ感じられる。それに対しAaron-Carlのリミックスはキックに厚みを増しつつ上モノは削り落としながら抑制しツール的な面を強調して、エモーショナルな性質の上にファンキーな要素を添加したAaronらしいズンドコしたテクノとなっている。DJ Boneのリミックスもオリジナルの弾けるグルーヴを平坦に抑えているが、ピコピコなシンセのメロディーは残しつつも透明感のあるパッドを被せて、いかにもデトロイト・テクノらしいコード展開を披露。どれも期待を裏切らないアレンジではあるが、その中でもAaron-Carlのリミックスは秀逸で、やはりその才能が世の中から早く消えてしまったのは悔やまれる。

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