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Tom Trago - The Light Fantastic (Rush Hour Recordings:RHM-006CD)
Tom Trago - The Light Fantastic
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"Use Me Again"がフロアで大ヒットし一躍注目を集める事となったTom Tragoだが、その勢いも止まずにデビュー以来蜜月の関係にあるRush Hourより3枚目のアルバムをリリースしている。どうしても前述の派手な作風が目立ってしまうのは仕方ないものの、アルバム自体は音楽性を重視するRush Hourとの関係を裏切らない粒揃いで堅実なダンスアルバムで、Tragoが単なる一発屋でない事を証明する作品だ。これからの盛り上がりを予感させる序章的なディープ・ハウス"The Light Fantastic"で幕を開けると、次の"True Friends"ではヴォコーダーを通した未来的なボーカルと無駄の無いシンセ音で構築されたエレクトロが待っている。続く"For The Children"でもテンポを上げる事はせずに、初期デトロイト・テクノのようなブリブリしたベースラインと原始的なテクノを使ったダウンテンポが聞けるが、"Down Under"ではじわじわと下からアシッドのベースラインが迫り上げるダークな展開が夜の狂騒へのトリガーとなる。圧巻は終盤だろうか、ジャズをサンプリングしたであろう幕開けからフィルター・ハウスへと雪崩れ込む"The Elite"は、ファンキーなシンセサウンドが切り刻まれたように配置されて、大胆なブレイクも挟む事で"Use Me Again"にも匹敵する大箱トラックだろう。次の"Two Together"もディスコ・サンプルを執拗に反復させ、切れ味鋭いファンキーなハウスへと仕立てあげている。そしてその後の"The Right Wrong"では一旦息を入れるように土着的なパーカッションに幸福感が満ちたピアノコードを絡ませ、爽やかなアフロの風を吹かしている。このように一枚のアルバムの中で多様なジャンルから要素を持ち込む折衷主義と、落ち着きと盛り上がりが丁寧に入れ替わっていく展開には、単に曲をツールとしてみなすだけではない全てを纏め上げるプロデュースとしての素質が表れているのだ。予想を裏切って全編楽しめるテクノアルバムである。

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