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2014/2/15 Easy Listening @ Grassroots
Future TerrorのHaruka、Brack ForestのDJ Kuri、Black SmokerのKiller-Bongと言う異色の組合せで開催しているEasy Listening。通常のパーティーとは異なり踊らせる事だけを目的とせずに、ジャンルレスに境界を跨ぎながらお酒を飲み話しながらでも合うような寛ぎの空間を提供する音楽は、正にその言葉通りに"Easy Listening"と呼ぶべきものだろう。今回のゲストには世界各国の民族音楽から実験的音楽まで精通しているIzzy a.k.a. 内海イズルを招き、今まで以上に不思議なパーティーを演出する事になるだろう。
オープニングDJはHaruka。以前にも"Easy Listening"と言うタイトルのMIXCDをリリースしていたが、この日はその内容を踏襲するものだった。享楽的なダンスミュージックではないリスニング系の選曲中心だが、ジャンルを限定せずに4つ打ちのビートからの解放を目指した音響系やノイズ系に環境音を織り交ぜながら、ふわふわと柔らかいダビーな残響に包まれる心地良さ。チリチリとしたノイズ、森や都会の中から発せられる雑音などが微かに浮かび上がりつつ、そこにアンビエントな快適さやインダストリアルの荒廃した世界観、エレクトロニカの幾何学的な構造が展開され、景色がゆっくりと入れ替わるように丁寧にミックスされる。肉体を刺激するグルーヴ感の創作とは異なるイマジネーションを誘発し精神への問い掛けを行う音響空間が広がっていて、ただただ音の前で自身の世界に入り込む瞑想の時間が持続する。バカでかい強迫的な音を出す事もせず繊細な音響でしっとりと包みつつ、非日常的な人工的かつ無機質な空間へと誘われる2時間だった。

そしてKiller-Bong。実験的な音楽を絶えず手掛けるBlack Smokerの頭領であるが、しかし実験的と言う以上にこの人のDJはエモーショナルである。エッジの効いたベースミュージックから始まりメロウなヒップホップやポップなハウスなどに、スクラッチやディレイのエフェクトをふんだんに被せて山あり谷ありの展開を付けていく。それまでが感情が抑えこ込むような物静かだったフロアにも温かみが生まれ、ジャンスレスと言う点からは同様でも随分と人間らしい感情が前面に出るプレイだ。そこからR&Bやジャズにブロークンビーツなど更にジャンルレスかつごった煮となった流れの中にも、胸を締め付けるエモーショナルな感情が渦巻き、矢継ぎ早に曲が入れ替わりつつも世界がバラバラになる事もなく湿っぽいソウルフルな空気が満たされていた。緩急自在の切れのあるビートが肉体を叱咤し、零れ落ちるピアノの旋律は儚く、激しくも優しいブラックミュージックの坩堝と化したKiller-Bong風ソウルだった。

ゲストのIzzy a.k.a. 内海イズルはピークタイムの時間帯に合わせて登場。恐らく彼のDJを聴いた事は無い筈だが、勝手な予想で民族音楽や実験的な音楽をプレイするかと予想していた所に、激しいビートを前面に打ち出したピークタイム仕様のDJセットを披露していた。いきなりアシッドの凶悪なベースラインが迫り上がりつつ、しかし単純な四つ打ちではなくシャッフルも絡めながらビートはうねり、アシッディーでドープな悪い音がフロアに響き渡る。一番盛り上がる時間帯ではあったが、まさか内海イズルがこのようなハードなプレイをするとは全く予想だに出来ず、困惑と驚きに包まれる。がその後もパワフルなダンスセットを披露し、半ばトランスにも似たギラギラした高揚感を発する時間帯もあったのだが…飲み過ぎて途中でダウン。

朝近くになって目を覚ますとDJ Kuriがプレイ中だったが、いつものブレないミニマル度高めのテクノセットで安定感のあるビートが体を揺らす。Black Forestを主宰するそのプレイは、表向きは地味な佇まいながらも正に黒い密林の中へと突き進むマッドかつシリアスな雰囲気が通底しており、ずぶずぶと闇に包まれた深淵へと潜って行く。決してハードな音質でもなくアッパーな展開でもなく、淡々と電子音によるリズムが4つ打ちを刻みその上に微かなアンビエンスによる浮遊感も伴いながら、俗世の享楽的なパーティーとは異なる微睡む快楽的な雰囲気を作り上げている。色としては灰色のモノトーンな寂れた感じに染め上げられながらも、心地良いアンビエンスと黒いサイケデリックな艶があり、淡々とはしながらもサイケデリックな濃霧に包まれる音響空間が広がるのだ。朝方にはふっと重力から解放されたようにドラマティックなディープ・ハウスへと向かう瞬間もあり、焦燥感に包まれた気怠い気分の中で優しく癒されつつ、再度ひんやりとしたダビーなミニマルへと戻りパーティーは継続する。疲労も溜まった朝方でもしっとりと踊らせるDJ Kuriのミニマルなプレイに酔いしれつつも、パーティー途中の7時半にはフロアを脱出。"Easy Listening"と言う何でもありな音楽性と、そこに集まる自由気ままなパーティーピープルが居るフロアは、自由に楽しめる雰囲気がありとても居心地がよいものだ。
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