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Kim Brown - Somewhere Else It's Going To Be Good (Just Another Beat:JAB 08)
Kim Brown - Somewhere Else Its Going To Be Good
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2009年に始動したディープ・ハウスをリリースするベルリンのJust Another Beat。まだ知名度もないアーティストを手掛けているが、以前には今ではSven Weisemannの変名と明らかになっているJouem名義の作品もリリースしたりと、アンダーグラウンドかつカルトな活動が一部で注目されているようだ。そんなレーベルから新たに送り出されたKim Brownは、ソフトな音質と厳かな佇まいのディープ・ハウスからまたもやSven Weisemannの変名かと予想していたが、蓋を開けてみるとベルリン出身のJi-Hun Kim & Julian Braunによるユニットである事が判明した。Kim Brownは2012年にJust Another Beatからデビューし2枚のEPをリリースしているが、本作はその続編とでも言うべき初のアルバムである。デンマークの小さなコテージで制作されたそうだが、その影響かどの曲も非常に内向的で落ち着いた叙情が漂うディープ・ハウスとなっていて、所謂フロアの享楽的な喧騒からは遠く離れている。角の取れた幻想的なパッドがエレガントに装飾しながら、物悲しいエレピやピアノが繊細かつ丁寧に配置され、真っ白な霧の中で微睡みに溺れるようなふんわりとした心地良さが特徴だろう。乾いたようなリズムトラックはアナログマシンによるものだろうか、オールド・スクールな懐かしい響きがあり、感情豊かな上モノに対してさっぱりとしたリズムが作品全体が重くさせる事もなく適度にバランスをとっている。重圧があるアッパーに盛り上げる曲は皆無だが、ベルリンから生まれるディープ・ハウスの時流を意識したであろう気品漂うクラシカルな響きが、リスニング系のアルバムとしての完成度を高めているのだ。淡いノスタルジーに満たされたディープ・ハウスは、Mojuba Recordsが好きな人には間違いなくお気に入りになるであろう。筆者はアナログで購入したが、DLコードも収録されているのでご安心を。



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