<< Recloose - It's Too Late EP (Delusions Of Grandeur:DOG 34) | main | 2014/3/4 Red Bull Music Academy Moritz Von Oswald Trio featuring Tony Allen & Laurens Von Oswald @ Liquidroom >>
KZA - Dig & Edit 2 (Endless Flight:ENDLESS FLIGHT CD 12)
KZA - Dig & Edit 2
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(日本盤)
サンプリングによるループと強烈なブレイク・ビーツが持ち味のForce Of Nature。DJ KentとKZAによる二人から成るユニットだが、近年はユニットとしてではなくお互いのソロ活動も比重を増している。さて、2009年に初のアルバムをリリースしたKZAだが、このアルバムはそれ以来となる4年ぶりのアルバムだ。前作は彼が所有する膨大なコレクションからサンプリングとエディットを行い完成させたアルバムだったが、このアルバムもその制作方法を踏襲しているそうだ。音楽的にベースとなっているのはディスコ・ミュージックである事に間違いないが、色々なトラックからネタを持ってきているせいか様々な要素が見え隠れしている。フォーキーなサウンドが物哀しい"Vous Dansez"、ロック的なざっくりしたリズムと哀愁ギターサウンドが湿り気を帯びた"Schritte"など、アルバムの序盤から胸を締め付ける懐かしさに満ちた音が発せられる。かと思えば肉付きの良いファットな4つ打ちに恍惚感の強いシンセアルペジオが絡んだ"Taking It"や、ゴージャスな電子音とフィルターによる展開が派手派手しい"Want No Other"、そしてどぎついシンセベースが強烈なビートを生み出すイタロ・ハウス的な"The Beginning"など、DJとしての視点から機能性を重視したダンストラックもある。その他にもバレアリックな開放感、コズミックの多幸感、ジャーマン・プログレの訝しさなどを盛り込み、ベースにディスコを置いた統一感がありながらも広がりを目指した音楽性が伝わってくるのだ。また前述の制作方法による影響か全体のビート感は肩の力が抜けリラックスしつつも、自然なループ感が生まれていてDJMIX的な心地良い流れにも繋がっている。ただ上げるだけではない聞かせるダンストラックとでも言うべきか、KZAのルーツが丹念に仕込まれた音楽のだ。ちなみに共同プロデューサーには高橋クニユキも参加しているせいか、随分と湿っぽく人肌を感じさせる懐っこさがある。

試聴

Check "KZA"
| HOUSE9 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
スポンサーサイト
| - | 12:00 | - | - | |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://matyu.jugem.jp/trackback/3324
トラックバック
Dig & Edit 2 / KZA
そして、もう 1 枚。今日は KZA のオリジナル盤を。と言うか、昨日の「Disco by 〜」がディスプレイに並んでいたのは、今作がリリースされるちょっと前だったので、プロモを兼ねた計画的発掘だったのかも。えーと、昨日に続いて、こちらについても少々調べてみたところ
| 音盤収集病患者の館 − 裏 MDRH | 2014/07/23 1:15 AM |