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2014/3/8 groundrhythm @ Air
井上薫と言う個性を中心に国内の新進気鋭のアーティストからベテランまで招き、常に進化と革新の精神を持って歩みを続けるAIR屈指のロングパーティー・groundrhythm。2014年の2回目となるパーティーには若手では国内外から注目を集めるIori Wakasa、そして30年以上にも及ぶキャリアを持つ大ベテランのDJ Noriを招き、若い新鮮なエネルギーと円熟味のある音楽性を表現する一夜となるだろう。
オープニングDJはIori Wakasa。日が変わる前はパーティー始まりの空気を作るべく抑揚がコントロールされ、ディープハウスを中心にプレイ。USの黒く訝しいディープ・ハウスではなく欧州のクールに洗練された音で、暗闇の中でも流麗な音が控え目に鳴っている。闇雲に上げる事はせずリラックスしたプレイでフロアも適度に和ませているが、リズムは図太い芯のある四つ打ちを刻み鈍いパーカッションが刺激的で、ハウスの流れを感じさせるグルーヴにもテクノと思わせるタフな音が表れている。そして派手に上げない代わりにセクシーと言うか色気のある大人びたシンセのメロディーが艶かで、しっとりとフロアを湿らせていく情緒を放出していた。後半にはビートダウン系のハウスもプレイしながら白さと黒さが同居し、その中庸な音を保つバランス感でハウスの心地良い波に乗る事が出来た。

終電近くになり人が増えてくると、この日は早くも井上薫が登場。ディスコティックな選曲からゆったりした展開でスタートするが、多幸感溢れるバレアリックな歌ものや陶酔感の強いテック・ハウスに直ぐに遷移し、早くも引き締まった緊張感と鋭くアッパーなビートで攻め上げる。その中に多種多様な音を盛り込むようにプログレッシブ、トライバル、和の旋律、テック系などが紡がれ、音がぎっしりと詰め込まれた猥雑な表層の下から図太く野性的なリズム感が牙を向き、ピークタイムらしいDJもフロアに居る人も一体となった狂騒を作り出す。透明感のあるシンセが恍惚を誘うテック・ハウスの"Can't Take It (Milton Jackson Remix)"、ざらついたハイハットと執拗なシンセループが上り詰める快楽を生み出す"Throw"、ワールド・ミュージックとトランスが融合した"Etenraku (Quantonic remix)"など気分がハイになる選曲は、原始的な胎動のようなビートは生命力と躍動に満ち溢れ、DJミックスに魂が込められている事を全身全霊で表現する。基本的には流行とは離れた位置に存在する井上薫の音と言うものが軸にあり、それはパーティーピープルを扇動する如くヒプノティックな恍惚の源泉へと誘い込むものであるが、何かが乗り移って悦に入ったプレイするシャーマンのような姿も含めてそういう所にスピリチュアルな印象を受けた。

そして楽しみにしていたDJ Noriのプレイ…ではあったが、早めにパーティーに来て飲み過ぎていたせいか、頭痛と倦怠感に襲われ序盤は残念ながら聞き逃してしまった。目を覚ますと井上薫のプレイの時よりも音の密度は下がり随分と落ち着いた展開で、過剰なエフェクトを加える事なくトラックそのものの良さが伝わるように綺麗な掛け方をしていた。古い響きが懐かしいパーカッシヴなハウスや綺麗に洗練されたテックハウス、またはエモーショナルな歌ものディープ・ハウスの"I Cling"などもプレイしていたのは意外だったが、そのどれもが非常に丁寧にプレイする事でLove & Peaceな雰囲気がフロアには生まれていた。ド派手な展開は作らず大袈裟なミックスもせず、ただただ曲を忠実に丁寧に紡いで行くそのプレイは一見地味ではあるが、大らかな包容力をもってして癒やされるようだ。朝方からは予想していなかった井上薫とDJ NoriのB2Bタイムも始まったが、野蛮な爆発力で感情に響かせる前者と物静かに体の内側から響かせるような後者のプレイは対照的で、その滅多に聞けない組合せの意外感も楽しむ。そこからはクラシックタイムも始まってフロアは至福の時間に包まれていたが、"Strings Of Life"から"Hi-tech Jazz(Live Version)"、そしてAwaneの"Atom"へと繋がった余りにもドラマティックな瞬間はもう皆が満面の笑みだったに違いない。パーティーはまだまだ続いていたようだが、筆者は最後にコテコテのダンクラである"Relight My Fire"で盛り上がってフロアから離脱。しかしgroundrhythmの朝方のフロアは何度体験しても本当にこのパーティーが好きなんだろうと言う人が集まっていて、その和やかで優しい空気に包まれた場所は還るべき場所として居心地が良い。レギュラーパーティーとして積み重ねられた事で生まれる雰囲気があり、是非とも多くの人にそんな場所や時間を体験して欲しい。

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