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Theo Parrish - 71st & Exchange Used To Be (The Trilogy Tapes:SSTTTPLC 1)
Theo Parrish - 71st & Exchange Used To Be

カセットやアナログ、はてはTシャツなど衣類まで手掛けるUKの変異体テクノ・レーベルのThe Trilogy Tapes、ロンドンのスケーター系ブランドのPalace Skateboards、そしてデトロイトはTheo ParrishによるSound Signature、その3組が連携して手掛けた話題作がリリースされている。2000円以上の高価格でありながらリリースされるやいなや即完売となった本作は、全てTheo Parrishによる楽曲であるが、その人気の高さも納得の内容だ。近年は歪な構造を成す変異体とも言えるフリーキーなハウスが多かったTheoだが、この作品に於いては初期の頃を思い出させる煙たくも色っぽく、その紫煙から情緒が沸き上がるような一際官能的なハウスを披露しているのだ。目玉はタイトル曲の"71st & Exchange Used To Be"で間違いなく、ハンドクラップが連打されながらもジャジーヴァイブスを取り込んだ変則的なビートの上を、物静かで内向的なフェンダーローズやパッドが官能的に染め上げる。ビートには生々しい荒さが見えながらもしなやかに編みこまれたような柔らかなビートを保っており、何より上モノのアドリブ的なライブ感がありながらも控え目に妖艶な空気を発する旋律に、Theoのソウルフルな側面が最も顕出している。裏面にはよりロウ・ハウス的にざらついたリズムを浮かび上がらせながらもアドリブ的にフリーキーさを残したファンキーな"Petey Wheetfeet"、もはや打ち込みによるハウスと言うよりはフュージョン的なライブ感のある湿っぽい"Blueskies Surprise"と、こちらは朝方のアフターアワーズにもしっくりはまりそうな曲が収録されている。どのリリースも総じて品質は高いのは間違いないが、この路線でアルバムも制作してくれたら…と思う程の快作だ。

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