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天然温泉 久松湯
天然温泉 久松湯

都内にスーパー銭湯が増える一方で、かつては町の憩いの場でもあった銭湯は徐々に数を減らしている。自宅に風呂が常備されるようになり銭湯の需要が減っているのは間違いないが、しかし銭湯には単に体を綺麗にするという役割以外にも近場でのリラクゼーションや他人との親睦を深めるなどの、本来の目的以外でも価値を見出す事は可能だ。そして例えば湯そのものにも価値はあるわけで、幸いにも温泉を掘り起こして新たなる魅力を得る銭湯もある。それが豊島区は桜台駅の程近くにある久松湯だ。1956年創業の久松湯は老朽化に伴い都と区の補助金を受けて7億円以上掛けて改築を行ったわけだが、その際に地下1500メートルから温泉も掘り当て、2014年5月15日からの再出発に伴い目出度く温泉銭湯になったのだ。
現地に着くと銭湯とは思えないモダンな建物があり、最初は銭湯と気付かずに通りすぎてしまったが、まごうことなき温泉銭湯である。早速450円を支払うとロッカー用のカードを頂き、ロッカーの鍵を占める際はそのカードを差し込む仕様はスーパー銭湯のそれに近い。木目を活かした更衣室もまだ出来たのおかげかとても清潔感があり、銭湯と言うよりはスーパー銭湯の印象を受けた。

さて、浴室だが内湯には人工炭酸泉とマッサージ風呂に深い水風呂とここは普通の銭湯と変わらない。が白を基調にした内装と天窓や中庭からの採光のおかげで、昼間は照明を付けなくても浴室内は非常に明るい。人工的な明るさではなく自然な明るさに落ち着きが感じられ、静かな時間が流れていた。そして銭湯にはお馴染みの風景画はなく、その代わりにプロジェクターによる光の演出があるそうで、銭湯にも革新の時代が訪れている。カランの土台や床などは黒の御影石を使用しており、桶も同じく黒色のプラスチックでモダンな統一感はある。お馴染みのケロリン桶でないのはなんだか寂しいが、まあそこは今風の銭湯を意識しているので当然だろう。

期待の温泉は屋外の露天風呂に使われている。銭湯の露天なんて小さいんだろうかと思っていたが、意外にも大きくてびっくり。周りは高い壁で囲まれているものの庭園風の小さなスペースもあり、何より屋根が無いので思ったよりも開放感はあるだろう。浴槽には黄土色に濁った温泉が満たされており、なかなか濃そうな濁り具合だ。泉質はナトリウム一塩化物強塩温泉で、都内では珍しい高張性中性温泉なので成分がしっかりと効きそうである。強い塩味があるがそれと共に微妙に鉱物臭もあり、都内でも上位ランクに位置する泉質だと思われる。実際に湯に浸かっていると41〜42℃位のはずだが直ぐに汗がどばどばと噴き出してきて、温まり具合がとても早い。高張性なので成分の浸透性も高く、温泉の効果が表れやすいのだろう。都内の銭湯で露天と温泉の組合せは殆どなく、これだけでも十分に銭湯好きな人の食指を刺激するのは間違いないだろう。

オープンしたばかりの平日の昼間に行ったおかげで空いている環境でのんびりとリラクゼーションを堪能出来たが、ネット情報では週末の夕方は行列も出来たそうで、当面は時間帯を選ぶ必要はあるかもしれない。銭湯にリラックスしに行って混んでいたのでは、それこそ本末転倒なのだから。しかしこうやって銭湯文化を何とか残そうとする経営者の努力には尊敬の念を抱き、また多くの人に銭湯の魅力を知って貰う良い機会になるのではと思う。

HP:天然温泉 久松湯
住所:東京都練馬区桜台4-32-15
電話番号:03-3991-5092
営業時間:11:00-23:00
休業日:火曜日
| FOOD,TRAVEL,HOT SPRING,ETC3 | 12:00 | comments(2) | trackbacks(0) | |
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コメント
いつも楽しく読んでいます。
久松湯は私の家のすぐ近くです。
これからも貴重な情報源として、拝読させて頂きます。
| ピチュ | 2014/05/27 11:05 PM |
>ピチュさん
はじめまして。
久松湯お近くなのですね、温泉や銭湯好きとしては羨ましい限りです。
音楽以外にも銭湯など紹介をしたいと思いますので、是非ご参考になればと思います。
| マチュ | 2014/05/28 11:40 AM |
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