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Detroit Swindle - Boxed Out (Dirt Crew Recordings:DIRTCD06)
Detroit Swindle - Boxed Out
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オランダはアムステルダムからの成長著しいニューカマーのデュオ、Detroit Swindleは「デトロイトの詐欺師」と言う人を食ったようなユニット名ではあるが、2012年にベルリンのハウス・レーベルであるDirt Crew Recordingsからデビューを飾って以降、作品のリリース毎に着実に高い評価を獲得し注目を集めている。例えばFreerange RecordsやTsuba Recordsといったテック・ハウス〜ディープ・ハウス系の実力派レーベルから良質なディープ・ハウスをリリースしてきたのだが、待望の初のアルバムは古巣Dirt Crewからとなった。デトロイトと言う単語が入ったユニット名ではあるがこのアルバムを聴くと、決してデトロイト・テクノ/ハウスだけに影響を受けているのではなく、むしろUSのオールド・スクールな音楽からの影響の方が強いのではと感じる。アルバムの冒頭を飾る"B.Y.O."ではシャッフルする緩やかなビートとメロウな旋律を伴うディープ・ハウスで、これからテンションを高めていくのに相応しい出だしだ。次の"64 Ways"では女性ボーカルを起用して控え目ながらも艶のある優雅な佇まいを含み、単にツールとしてのトラックではなく聞かせる事を目的とした音楽性も備えている。かと思えば"For The Love Of..."や"You, Me, Here, Now"では確実にヒップ・ホップを意識したであろう刻んだようなビートメイクを見せ、いやしかしそれでも尚甘くメロウな音が広がっている。他にも小洒落たジャジーなハウスや疾走感のあるNY系のファンキーなハウス、ビートの遅いブギー・ハウスまで、Detroit Swindleの音楽性をこれでもかと見せ付けるように今までのEPよりも多彩な音楽性を披露している。こう書くと色々と手を広げすぎて散漫した作品と誤解されてしまうかもしれないが、そこはメロウネスと黒いスモーキーな統一感があり、アルバムとして良質な曲が上手く纏まっている。斬新ではなく伝統派的な音楽性であるのは否定しないがが、初のアルバムにして既にベテランのような豊潤な成熟が感じられ、その実力は間違いないだろう。



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