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2014/7/18 Dub & Raven @ Bonobo
クラブというよりはその小さやや和んだ雰囲気からは、ミュージック・バーと呼ぶのが相応しいBonobo。古民家を改装したこのバーは1階にフロアとバーがあり、2階にはなんと座敷や屋外テラスのチルアウト用スペースもあるなど、他のクラブでは体験出来ない一風変わった作りが持ち味だ。当方は数年前に行ったきり足が遠のいていたが、この度Hiroshi Watanabe aka Kaito、Word Of MouthはDJで、KoyasやShigefumi Wadaがライブで出演するパーティーがあり、聴き馴染みのあるアーティストから初めて体験するアーティストまで興味深い面子が揃ったので、久しぶりにBonoboへと遊びに行く事にしたのだ。
現地へ着くと古民家があり、入り口の扉を開けるもクラブではなくバーがあるので、初めての人はあれ?っと思うかもしれない。そのバーの奥にある扉の向こう側がBonoboのバー兼フロアで、手前のバーはWontonという別のバーなのである。Bonoboでは既にWord Of Mouthがプレイ中で、ざっくりとした切れ味で変則的なビートのテクノを用い、上げるのではなく微かな浮揚感と微睡んだ質を伴うプレイで、フロアの落ち着いたムードを壊さないように淡々とビートを刻んでいた。4つ打ちからずれたビートも鳴らし実験的な性質を持ち込みつつ、しかし自然と体が揺れ出す選曲は控え目ながらもインテリジェンスな感覚さえあった。後半は闇が深いトンネルか光の射さない深海か、そんな闇の中を粛々と突き進む覚醒的なディープ・ミニマルで継続する覚醒感を作り上げる。Word Of Mouthのプレイは初めて聴いたので普段のプレイも同様なのかは知る由もないが、エクスペリメンタルな要素もありながら決して難解にならずに心地良いグルーヴが走っており、パーティー序盤から良い雰囲気が出来上がっていた。

次はWRENCHというロック・バンドのボーカリストでもあるShigefumi Wadaは、キーボードやPCを用いたライブセットを披露。事前情報では普段はアンビエント・ライブを行っているとの事だったが、実際に体験すると必ずしも純粋なアンビエントというわけでもなく、変則的なビートにポップなメロディーが被さったり、ビートレスな展開もあれば、ジャズのビートにプログレッシヴ・ロックのような壮大な展開もあったりと、入れ替わり立ち代りで様々なスタイルが浮かび上がっていた。面白かったのはIan O'Brienの"Lucia Pt. Two"含めバックにトラックを流しつつ、そこにキーボードやエフェクターを用いて味付けを行うプレイで、さながらライブ+DJミックスというスタイルなのだろうか。またビートレスの時間帯においてもダイナミックな躍動を感じさせる壮大な展開があり、Bonoboのフロアが宇宙空間へといつの間にか飛び立ったようなスペーシーな流れから、そこから一転してロービートで地を這いずり回るビート中心のドープかつ生々しい瞬間もあり、有機的な電子音からは野性的な芳香が発せられていた。

そしてBonobo初登場となるHiroshi Watanabe、小さな小さなフロアでも彼のDJプレイはやはり激情型。エモーショナルなテクノ〜機能的なディープ・ハウスを中心に、内に隠した静かなる情熱を徐々に放出するようなプレイで、Bonoboをフロアを熱狂的に盛り上げていた。意外だったのは普段は黒い香りがするトラックは使用しないものの、ここでは小箱という特性を活かしてより自分の好みを優先させ、例えばMCDEのような黒いディープ・ハウスもテクノに織り込んだ流れもあり、普段は聴けないであろうパーソナルなプレイをしていたのは印象深い。機能的なトラックを中心に盛り上げた前半はグルーヴ感の継続があったが、後半は曲単位で叙情感が強いトラックで感情に訴えかけるようなプレイが際立っていた。"Domina (Carl Craig's Mind Mix)"や"Electric Garden (Deep Jazz In The Garden Mix"、そしてMicroworldの"Signals"などデトロイト・テクノ系、そしてKaitoの"Sky Is The Limit"や"Behind My Life"など自身の曲も出し惜しみせずにプレイし、感情の昂ぶりを途切らす事なく最初から最後まで見事に突き抜けた。しかし大箱での踊らす事を目的としたプレイは勿論素晴らしいが、やはり小箱でのより狭いリスナーに対して披露されるプレイは特別な質があり、その点でDJの意外な一面も見れつつ終始踊らせてくれたので満足な内容だった。

その盛り上がりを引き継いだKoyasは、PCやハードウェア音源数台にコントローラーなど、機材がいっぱい並べられた見た目にも壮観なライブセットを披露。いきなり「パワ〜」というリフレインが耳に残る"Power To The People (Yo&Ko's Dance Edit)"で急加速し、そこからはかっちりとした分厚い4つ打ちにビヨビヨした如何にも電気的なシンセが暴れながら、お祭り騒ぎのようなパワフルなテクノを展開した。電子音をいかにも電子楽器的なゴージャスな使い方でマシングルーヴを生み出し、Yogurt & Koyasで制作した曲をベストヒット的な流れはとにかく豪華だ。毒々しいアシッドのベースラインがうねる"Acid Rider"、エモーションが溢れだす疾走テクノの"Natsu (DJ Yogurt & Koyas Remix)"、夏、切なさが溢れ出るPrefab Sproutの"If You Don't Love Me (DJ Yogurt & Koyas Edit)"、緩いレゲエ調の"機嫌なおしておくれよ (DJ Yogurt & Koyas Remix)"、アフロな野生感のある"E Is Portal (Yo&Ko's Dance Edit)"、白い霧の中を疾走するような感動的な"After The Rainstorm (Yogurt & Koyas Remix)"…などなど、あれもこれも様々な名曲がライブで蘇り、エネルギッシュかつ明るさ弾けるマシン・ライブは有無を言わさず楽しめるものだ。勿論ライブなのだからリリース時の曲からアレンジも大幅に変わっていたし、せわしなく機材を操作して変化を加えていくライブは、正にPCを使いながらもライブという表現が相応しい。盛り上がった勢いで予定を延長してからは、パーカッショニストも加わったりShigefumi Wadaもキーボードを弾き出したりと予定外のセッションもあり、パーティーの偶発的なノリに十分楽しむ事が出来た。当方はKoyasライブ終了後程なくして帰宅したが、6時以降もパーティーは続いていたようだ。

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