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Sven Weisemann - Whatever It Is EP (Just Another Beat:JAB 09)
Sven Weisemann - Whatever It Is EP
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2013年には古巣Mojubaからは初となるアルバム"Inner Motions"(過去レビュー)をリリースし、アーティストとして一先ずは自身のスタイルを世に知らしめたSven Weisemann。ベルリンのディープ・ハウスの中でも一際美しく、一際優雅な佇まいを保ち続けるその音楽性は、フロアとの距離を適度に保ちながら表現力という観点から芸術性を色濃く覗かせる。その一方で様々な名義で活動する彼はEPにおいてはフロア志向型の曲も制作するなど、決してインテリなだけでのアーティストではない。本作はそんな彼が以前はJouem名義でリリースを行っていたJust Another Beatからリリースされた作品で、このレーベルからはSven Weisemann名義では初となるのだが、その名義の違いには何か意味合いがあるのだろうか。"Whatever It Is"はSvenらしい繊細で優美なピアノのコード展開と幻想的なボーカルサンプリングが特徴の曲で、リズムは穏やかながらもかっちりとした4つ打ちを小気味良く刻み、普段よりもフロアに接近したハウス色が強く表れている。裏面の"Igneous"も勢いのあるダンストラックだが、こちらはドタドタしたリズムとダビーな残響、そして酩酊するように揺れるパッドや奇妙なボイスサンプルを用いたアブストラクトな作風で、荒々しいファンクネスと酩酊するディープネスが交錯する。そんな点を鑑みると最近のアートを意識したJouem名義とは異なり、Sven名義ではもっとシンプルにダンストラックに取り組んでいるのが伝わってくる。勿論そんな作風の中にもSvenらしい深みのある美しさが通底しており、ファンが期待する通りの音が届けられている。




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