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Takuya Matsumoto - Ram EP (Meda Fury:MF1401)
Takuya Matsumoto - Ram EP
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R&S Recordsが配給するロンドンの新興レーベル・Meda Furyから、Takuya Matsumotoの新作がリリースされた。ネット上で探しても詳細が出てこないのでこのアーティストについて詳しい事は分からないが、2002年には日本のFlower Recordsからリリースされたイージー・リスニングのシリーズである"F.E.E.L.2"にも楽曲を提供していた事は確認されている。その後は新潟で運営を続けるIeroなどからハウスも作品をリリースしていたようで、海外では高い評価を獲得しているという記載は見つかった。と本作を買うまではそんな経緯は知らなかったが、試聴して直ぐに耳を惹き付けられたので購入したのは正解だったと思う。A面には小刻みに流麗なメロディーをなぞるエレピやシンセにシャッフルするような4つ打ちがジャジーな味も匂わせる"Ram"、そして覚醒感のあるシンセリフが反復する中で物哀しいエレピが浮かび上がり深い陶酔へと誘うディープ・ハウスの"Camouflaged Letter"が収録されているが、どちらも内に眠る感情を吐露するような作風が心に染みる。B面にはギターサウンドやボーカルも導入し生っぽいベースも合わせてレイドバックしたフュージョンを思わせる"Ny Ny"、リヴァーブ処理が施され耽美なピアノや軽快なパーカッションが儚く消えていくようなムードに覆われたハウスの"Requiem"が収録されているが、A面以上にしっとりと情緒的で微かなソウルネスを帯びている。ハウスをベースにしながらフュージョンやジャズなどの要素も感じられる点は、ブラック・ミュージックそのものへの敬愛が感じられるが、それを強調させ過ぎる事なくさらっと聞かせる爽やかさが特徴だろう。DJツールとして目的以前に曲そのものにリスニング性もあるので、是非ともアルバムの制作も期待したくなるアーティストだ。



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