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Carlos Nilmmns - B.L.U.E. (Skylax Records:LAXC3)
Carlos Nilmmns - B.L.U.E.

フランスを拠点とするSkylax Recordsは特にアメリカのタイムレスなハウスに影響を受けつつも、現在のディープ・ハウスにも適合しながら良質な作品を提供するレーベルだ。旧世代の実力者から今後が期待される新世代までバランスよくリリースしているが、このスコットランド出身のCarlos Nilmmnsはその後者にあたる。とは言いつつもCarlos Nilmmns名義では2010年頃からの活動でNiko MarksやDavinaらデトロイト勢との繋がりもあるが、それより前の2004年頃にはSolabというユニットでデトロイト・テクノやシカゴ・ハウスに影響を受けた音楽を手掛けていたそうで、その経歴からニューカマーと表現するのは適切ではないかもしれない。さて、そんなCarlosの新作はアナログ1枚によるミニアルバムだが、これが実にSkylaxらしいクラシカルな性質のハウスが満載で素晴らしい。冒頭の"Moments Of Happiness"は物哀しいストリングスやしみじみとしたホーンがまるで映画のサウンドトラックを思わせる感動的な曲で、決してダンス・ミュージックではないもののアルバムの流れを上手く作っている。続く"I Thought I Had You"や"Raw Tape Cuts"では待ってましたとばかりに流麗なハウスを披露しているが、特に前者の凛としたピアノのコード展開と色気のあるボーカルによるオールド・スクールなハウスは時代に左右されない良質さがあり、タイムレスとはこんな作品と呼ぶのだろう。後者はデトロイトらしい煙たくも黒い空気に巻かれるディープ・ハウスだが、ラフな質感はありながらもグルーヴは適度に精錬されモダンな印象も見せている。レコードは裏面へと続くと、切ないピアノや優雅なストリングスが真夜中の色っぽさを上品に演出するしっとりしたハウスの"Gwens Song"が待ち受けており、そしてアルバムの最後は曇っていた空が一気に開けるように、明るい希望が満ち溢れたドラマティックなハウスの"106"で感動的に幕を閉じる。収録は7曲とミニアルバムの構成ながらも起承転結した内容で聴き応えは十分、Carlos Nilmmnsの才能が存分に発揮された1枚だ。



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