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Answer Code Request - Code (Ostgut Ton:OSTGUTCD31)
Answer Code Request - Code
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現在に於いても尚隆盛を誇るベルリンテクノの中でも、特にパーティーとしてだけでなく作品を残す事にも熱心な活動を行っているOstgut Ton。DJ向けのツールとしてEPを手掛けるのは当然として、そこからよりアーティストの表現力という観点からアルバムにも重点を置いた運営は、テクノのいうジャンルでは特に評価すべきであろう。そのOstgut Tonからリリースされた最新のアルバムは、2011年にデビューしたばかりのPatrick GraserことAnswer Code Requestによるものだ。自身のレーベルからのデビュー曲が評価され、その後はMusic Man RecordsやMarcel Dettmann Recordsからも作品をリリースし、遂にこの初のアルバムへと至っている。Ostgut Tonの慣習に従うように本作もアルバムとしての流れがあり、幕開けとなる"Code"は1分程のナレーションも交えたイントロとして配置されている。続く"Blue Russian"では荒廃した工場地帯を思わせる音響の中から静かに重厚なキックが入り出し奇怪なサウンドが蠢き、"Field Depth"では鋭利に飛び跳ねるようなリズムの中で冷たい残響が支配し、この時点でアンビエントにインダストリアル、ベース・ミュージックやダブ・ステップなど様々な要素が汲み取れる。重厚なダンスビートを刻みつつもアルバムの中には"Odyssey Sequence"のようにビートが全く入らない荘厳でシネマティックな流れもあり、そこにシャッフルする躍動感あるビートにデトロイト・テクノを思わせる抒情的なメロディーを組み合わせた"Zenith"や無機質な4つ打ちの中にドローンのようにひっそりとミステリアスなパッドが浮かび上がる"Status"などが続く事で、アルバムは単調な流れに陥らずにクラブの雰囲気とホームリスニングの性質を両立させたバランスの良い作品となっているのだ。特にアルバムのラストに待ち受けると大袈裟な展開がレイヴサウンドを思わせる"By The Bay"とメランコリーなメロディーと空気のようにふわふわした音響が快楽的な"Thermal Capacity"は、アルバムの終わりを告げるようにドラマティックな流れを作り出し、実に自然な流れでアルバムは展開される。テクノのDJ/アーティストがEP単位での活動が多い中で、定期的にアルバムとしての価値を引き出すOstgut Tonは、やはりレーベルとして注目すべき存在なのだ。



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