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Manuel Tur - Es Cub (Freerange Records:FRCD33)
Manuel Tur - Es Cub
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とかくテクノもハウスもドイツが注目されている節はあるが、UKのシーンも忘れてはならない。Jimpsterが率いるFreerange Recordsは90年代から続くロンドンの名門とも言えるレーベルで、テクノ〜ディープ・ハウスのみならずニュー・ジャズなども横断したクロスオーバーな音楽性で定評が高い。Manuel Turはそのレーベルで既にアルバムを2枚リリースしている若手アーティストで、今となってはレーベルを代表する一人といっても過言ではないだろう。さて、1stアルバムがまだFreerange Recordsというレーベル性に沿うようにディープ・ハウスを基調にしながらも柔らかでしなやかなリズムも見せるエレガントな作品ではあったが、3枚目となる本作では時代に即すようにエレクトロニック性を高めた4つ打ちベースのディープ・ハウスに統一された音楽性へと変化している。イビサの小さいスタジオの中で制作されたというアルバムは、一見エレクトロニックな陶酔感のある音質は華々しいメランコリーも感じられるが、広がりを見せる開放感ではなく狭いスタジオの閉塞感に包まれた内向的なムードがあり、何となくベルリンのドラッギーなディープ・ハウスを思わせる点もある。どれもこれもフロアでこそ映えるようなシンプルなビートを基調にし、重苦しい陶酔感を生み出す中毒的さえあるシンセが鳴り続け、控え目なプログレッシヴ・ハウスな感さえある恍惚を生み出していく。本人は殆どの曲を数時間で完成させたと述べているが、確かに丹念に練り上げられたというよりは衝動的で、良い意味でいうならば無駄な装飾も殆どない実に軽装なディープ・ハウスだと思う。そういった単純さがよりダンスフロアに傾倒した音楽性へと繋がっているのだろうが、Freerangeにしては少々陰鬱な空気さえ漂っているのは意外でもある。それでもManuel Turらしいメランコリーもあるわけで、水準の高いFreerangeの期待を裏切らないアルバムだ。



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