CALENDAR
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< May 2019 >>
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
FRKWYS Vol.15: serenitatem
FRKWYS Vol.15: serenitatem (JUGEMレビュー »)
VISIBLE CLOAKS,YOSHIO OJIMA,SATSUKI SHIBANO
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
MOBILE
qrcode
SPONSORED LINKS
<< Motor City Drum Ensemble - Raw Cuts Remixes (MCDE:MCDE 1211) | main | 2014/8/30 PRIMITIVE Presents PRIME @ Air >>
2014/8/29 Freedom Sunrise @ Oppa-la
湘南江ノ島の展望台で開催されているFreedom Sunset改めSunset Loungeは、夏の時期に複数回にわたって開催される野外の定番パーティーの一つだが、今年は諸々の事情で8月の開催は見送られていた。そこで番外編とでも呼ぶべきか、江ノ島のすぐ目の前にあるOppa-laにて初のオールナイト開催になるFreedom Sunriseが立ち上げられた。出演DJはMax Essa、DJ Yogurt、井上薫、Fencer、Kazuki、Shiningstarr、shiba @ Freedom SunsetといつものSunset Loungeよりも更に夜のパーティー感を打ち出し、そして夕日ではなく湘南の海を望みながら朝日を迎えるシチュエーションが用意された。
当日はOppa-laに移動するまでに電車を乗り間違え、何とか軌道修正したものの到着は結局25時過ぎ。もうパーティーはFencerのスクラッチもバリバリかましたプレイでド派手に盛り上がっていた。暫くしてDJ Yogurtのプレイが始まったが、序盤から上げ目で硬質なテクノ・セットで前のめり気味な勢いで畳み掛ける。夏の海を思わせる開放的なムードで来るかと思っていたところに、ストイックで攻撃的プレイは意外だったが、これも夜バージョンになったFreedom Sunriseになった影響はあるのかもしれない。暫くは疾走感のあるテクノで攻めていたものの、中盤からは夏の終わりの切なさを誘うようにセンチメンタルなハウスも織り交ぜて、DJ Yogurtらしい雑食性の高い展開を見せ始めた。アフロなパーカッションが打ち乱れるトライバルなハウス、陽気なトランペットのメロディーが夏のビーチを思い起こさせるハウスなど色彩豊かにジャンルを拡張し、更には"Computer Incantations For World Peace"をカバーした"Re-Incantation"などのバレアリックものから、エレガントな響きもあるジャジー・ハウスの"In Your Phantom"に繋いで、真夏の夜の興奮を高めていた。そして終盤ではバレアリックな高揚感に満ちた黄昏時のハウスまで打ち出して、切なさと高揚を伴いながら闇は深まっていく。緩急自在でクロスオーヴァーな選曲によりいつの間にかDJ Yogurtの底抜けにハッピーな世界観に包まれて、結局は非常にDJ Yogurtらしいプレイで息もつかせぬ展開で90分を駆け抜けた。

そして高いテンションを保ったままDJは井上薫へと引き継がれた。最初にセクシーな雰囲気もある歌モノハウスの"Vision Of Love"をプレイしその流れが続くかと思いきや、そこから野性的で激しいビートがけたたましく打ち鳴らされ、フロアを埋め尽くすように情報量の多い音が降り注ぐ。テクノもハウスも一緒くたになりながら、そこに"Nightflow"のようなエモーショナルなテクノが感動的な流れを誘い、ディスコモード大爆発なWill Dawsonの"Under The Water"でフロアを爆発させるように夜の狂騒を誘い、明らかに昼間のSunset Loungeとは異なるどこか狂ったような上げ方がオールナイトのパーティーらしい。そうなれば勢いはもう止まらない、更に"Flying Bugz (Kaoru Inoue Remix)"のハイテックなテクノで高揚感を上昇させ、夏らしく陽の光が降り注ぐようなファンキーなボーカル・ハウス、そして"Throw"や"French kiss"などで卑猥なハウスでよりエグさを強調し、Chez Damierのソウルフルな歌モノの"Can You Feel It (Club Mix)"で切なさを演出したりと、後半はクラシックな音で揃えて90分という短い時間の中で井上薫というアーティスト性を濃縮したようなプレイだった。最後でストリートライダーズの"Back To Back"などロックもプレイして、何だかいつも以上に本人がハイテンションになっていたように感じたが、それも夏の季節故かもしれない。

さて、朝日が出る前位の時間帯からMax Essaが登場。残念ながら雨模様で日の出を拝む事は出来なかったが、Maxはそんな事はお構いなしにしっとり朝方のディスコ・モードで一気に湿っぽい流れに転調させる。序盤でいきなりピアノの穏やかなコード展開が美しいイタロ・バレアリックの"Calypso Of House"、そして正に幻想的な朝方にはまるモダン・バレアリックの"Lotusland (Sunrise Mix)"など、それまでの突き抜けた高揚感からがらってテンポを落として穏やかな包容力をもってしてフロアを優しく落ち着かせていく。辺りも明るくなり人も減り始める中で、柔らかく優しい音に耳を傾けながらしっとりと音楽を味わう時間はオールナイト明けのあの雰囲気でしか体験出来ないものであり、これがオールナイト・パーティーで楽しみにしているものの一つだ。その後も決して激しいビートを鳴らす事はせずに古い質感さえもが可愛らしいハウス・トラックの"Feel Up (Danny Tenaglia Remix)"、A Man Called Adamによる眠気を誘うようなメロウなジャジー・ハウスの"Techno Powers"など、緩く穏やかな選曲がパーティーから現実へと引き戻すようにフロアを喧騒を沈めていく。既に明るくなったOppa-laのフロアは狂騒とは程遠く、Maxのメロウな選曲で各々が身を委ね穏やかな雰囲気の中で踊っていたが、それもOppa-laというあの独特の人懐こっさがある空間の影響は大きいかもしれない。徐々に生音が中心となり温かみのあるストリングスが躍動するディスコも飛び出すと、もうフロアは至福の空気に包まれて、最後まで残ったもののみが体験出来る桃源郷の世界が広がっていく。特にラスト間際のSecchiによるフルートの音色が可愛らしいオールド・スクールなハウスの"Flute On (Part Two)"は、90年代という時代感もありつつ夏の終わりの感傷的なムードを誘発しとても素晴らしかった。そして最後には主催者のshiba @ Freedom Sunsetが登場しFlying Kidsの"幸せであるように"を回して、パーティーは湿った切ない余韻を残しながら終了した。8月のこの季節にSunset Loungeを開催出来ない逆境から生まれたオールナイト版・Freedom Sunriseは、勿論Sunset Loungeとは客層や音楽性が異なってはいるのは当然だが、やはりSunset Loungeが夕暮れにしか体験出来ないものがあるようにFreedom Sunriseにはオールナイトでしか体験出来ないものを感じさせてくれ、素晴らしい一夜になっていたと思う。同じ湘南に根ざしたOppa-laとの相性も良く、是非ともまた開催して欲しい。
| EVENT REPORT5 | 21:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
スポンサーサイト
| - | 21:00 | - | - | |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://matyu.jugem.jp/trackback/3456
トラックバック