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Awanto 3 - Opel Mantra (Rush Hour Recordings:RHM 007)
Awanto 3 - Opel Mantra
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オランダのRush Hourといえば予てからデトロイト・テクノやシカゴ・ハウスに可能性を見出し、その上でディスコやジャズにブロークン・ビーツまで多様性を許容しながら、ジャンル/アーティスト共にバラエティーに富んだ作品を手掛けてきた重要なレーベルだ。そしてこのAwanto 3による初のアルバムも、正にRush Hourの音楽性を的確に表現している。Awanto 3ことSteven Van Hulleは、新人というわけではなくKid SublimeとのユニットであるRednose Distriktや、最近ではTom TragoとのユニットであるAlfabetなど、もう10年以上も活動歴があるベテランなのである。とすればこのアルバムも新人らしい初々しさは全くなく、ベテランらしくよく練られた曲構成と豊かな円熟味がある内容となっており、Rush Hourの音楽性を堪能するには相応しいだろう。その多様性故か纏まりは感じられないかもしれないが、サンプリングによるであろうブロークン・ビーツとデトロイトの叙情性にファンキーなベースラインが絡む"Applecake"で、既にRush Hourの特徴を感じ取る事は可能だ。続く"Boogiedownpopke"ではディスコ・ネタを用いた重心低めのビートダウンを展開し、"Bubbles Made Me Cry"ではざらついたビートが艶めかしくも民族的な香りも発するディープ・ハウスを聞かせ…とアルバムは方向性の読めない位に多様なビートを鳴らしながら、最後には弛緩した陽気なホーンが和やかな空気を生み出すサンバな"Baila Con Paula"で幕を閉じる。例えばパーティーでのアンセムとなる飛び抜けたダンス・トラックはないものの、しかし全体を通して遊び心が溢れるその自由なマインドとそれを音として表現した手腕は見事なもので、アルバムという構成をしっかりと意識した内容だからこそ高く評価すべきであろう。







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