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Mr Raoul K - Still Living In Slavery (Part Two) (Baobab Music:BBMLP 001CD)
Mr Raoul K - Still Living In Slavery (Part Two)
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コートジボワール出身、アフリカ系アーティストのMr Raoul KはMule MusiqやStill Musicなどからアルバムをリリースしつつも、自身のBaobab Musicには多くのEPを残している。ドイツで活動を続ける事とアフリカ出身である事の両者の影響は、幻惑的なハウス・グルーヴと原始的なパーカッションを組み合わせた有機的なディープ・ハウスとして表れており、アーティストとしてのオリジナリティーを確立させている。本作は遂に自身のレーベルからは初となるアルバムの「Still Living In Slavery」からのシングルカットであるが、"Intelligent Revolution"からしてより独創性を高めている。13分にも及ぶ楽曲の前半はキックレスな状態で尺八風な音色やパーカッションなど、アフリカの伝統的な楽器と電子音のプログラミングを用いながら宗教的な瞑想を誘いつつも、途中からキックが入りだせば原始的なパーカッションも相まって肉体的な躍動感を強めていく。俗的な夜っぽさはありながらも都会的な祝祭と言うよりは大自然の中の夜の祭りっぽい雰囲気で満たされていて、何だか土の香りさえするようだ。裏面にはリミックスが2曲収録されているが、何といってもお勧めなのはRon Trentがリミックスを行った"Sene Kela (Ron Trent Remix)"だろう。一聴して耳に残る祝祭感溢れるボーカル、爽やかに吹き抜けるパーカッション、そして滴り落ちるような美しいラインを描くシンセなど完全にRon Trent色に染め上げられており、流石に同じアフリカンな音楽性を得意とするMr Raoul Kとの相性は抜群なのだろう。土着的なパーカッションの心地良さと共に、壮大なサバンナの上に広がる空を喚起させるような残響による空間処理が正にRon Trentによるディープ・ハウスといった内容で、これは忘れる事の出来ない1曲になるであろう。そしてSimbadによる"Dounougnan Magni (Chapitre 3 - Simbad Suite Mix)"も素晴らしく、呪術的な怪しいボーカルはそのままにエレクトロニックな反復と奥深い音響を活かしたディープかつミニマルなトラックへ生まれ変わり、パーティーのピークタイムで爆発を誘発するような壮大な曲となっている。



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