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Anomaly - Sun & Moon EP (Soul People Music:SPM-022)
Anomaly - Sun & Moon EP

NYの新世代ハウスシーンを先導するFred P.はBlack Jazz Consortiumの活動も知られているが、2014年にはAnomaly名義の"Red Clouds"をリリースしよりテクノとしての音楽性を強めた活動を開始した。本作はAnomaly名義での2作目となるが、ここにおいてもエモーショナルなハウス性よりはミックスされる事を考慮した機能性を重視したトラックが並んでおり、この名義での方向性が固まりつつある。"Serinatatis"にはFred P.名義に見受けられるスペーシーなサウンドの揺らぎも存在するが、やはりそこまで有機的ではなく無機的でひんやりとした温度感を保っている。大きな展開はなく膨らみのあるベースラインと機械的にぶれる事なく刻まれるキックやハイハットが執拗に反復し、そのミニマルな流れによって深みに嵌めていくテック感のあるミニマルなトラックだ。その傾向は"Dark Population"でより明確になっており、メロディーはなく感情を排したように正確に打ち付けるキックとハイハットの増減によって展開を作り、控え目に暗いシンセのリフが執拗に反復しながら闇の中を疾走し続けるこのトラックはDJで使用する事を前提にしているようだ。ツールとして制作された曲が並ぶ中、"Convective Zone"だけは普段のFred P.名義を思わせる色彩と感情が溢れ出ている。序盤はやはり淡々としたキックが4つ打ちを刻む中をアシッドなベースラインが小刻みに動く展開から始まるが、そこに温かいパッドが優しく浮かび上がりアンビエンスな空気を満たしながら、遂にサクソフォンのソロが入ってくる瞬間は実に感動的だ。Fred P.が元々テクノ/ハウスの中庸に位置する存在ではあったものの、ハウスだけでなくテクノに於いてもトラックメーカーとしての才能が突出している事を感じさせる作品であり、暫くはFred P.の動向から目が外せない。



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| TECHNO11 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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