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Marcel Dettmann - Fabric 77 (Fabric Records:fabric153)
Marcel Dettmann - Fabric 77
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ドイツで最大級の人気を博すクラブ・Berghain、そこでレジデントを持つDJは複数いるが、その中でもやはりクラブの顔として存在感を放つのは(少なくとも日本では)他ならぬMarcel Dettmannだろう。日本に来日する度にパーティーでもフロアを満員にする程の人気を誇っているが、その音楽性は余りにもハードな面を持つ一方で、伝統的なシカゴ・ハウスから最新のダークなテクノ、又は理路整然とした機械的なマシンビートのミニマルに深遠なアンビエントまで網羅し、オールド・スクールからモダンを一つの世界に収めたテクノとしてミックスする手腕が持ち味だ。本作は彼にとって3作目となるMIXCDだが、その音楽性自体に大幅な変化は見られない。やはりオープニングには闇の奥底から静かに浮かび上がるダークなアンビエント"Arthure Iccon"でゆっくりと始まるが、続く"Sun Position"では錆び付いた金属が擦れるようなビートを、更に"Inside Of Me"でくらくらとした目眩を誘発する催眠的なミニマルをミックスし、序盤からして既にDettmannの淡々としながらも静かに重圧をかけていくようなグルーヴが疾走っている。そして序盤のピークはAnswer Code Requestによる"Transit 0.2"において現れる。空虚で機械的なビートの上に何度も被さっていくシンセのレイヤーが、爆発を伴い疾走感を増していくようで、そこから真っ暗なフロアの中に潜って行くように荒くれたテクノ〜幻惑的なミニマル〜不気味に唸るエレクトロまでミックスされ、甘さの全く無い廃退的な音が続いていく。しかし作品として制作されるMIXCDを聴くと、パーティーで彼のプレイを聴く時以上に理知的というか、単にハードな音楽をミックスしハードな展開を作るDJとは全く異なる抑制の取れたグルーヴ感がDettmannのDJを特徴付けているように思われる。表面的にはハードな曲は既にそれ程使用されていないが、曲の持つムードや鈍い響きにロウなビート感などを感じ取り、それらを的確にミックスしながらフロアの喧騒に内面的なハードさとストーリーを与えていくのだ。そして、本作の魅力はそれだけでなく、ここに収録された多くの曲が自身が主宰するMDRからの未発表曲でもあり、このMIXCDが未来へと繋がっていると言う点でも興味を掻き立てられるだろう。



Check "Marcel Dettmann"

Tracklistは続きで。
01. Ryan James Ford - Arthure Iccon
02. The Persuader - Sun Position
03. Terence Fixmer - Inside Of Me
04. Marcel Dettmann - Apron (PAS The Rhythm Remix)
05. Answer Code Request - Transit 0.2
06. Dario Zenker - Nearlin
07. Monobox - Film
08. FBK - It's Not The Point
09. Marcel Dettmann - Radar (Byetone Remix)
10. Rod - RSPCT
11. Paperclip People - Country Boy Goes Dub (Marcel Dettmann Remix)
12. Norman Nodge - BB 1.0
13. Francois X - Rising
14. Marcel Dettmann - Lightworks (Ø [Phase] Remix)
15. Lockertmatik - M_Lock 4
16. Wincent Kunth - Carlre
17. Joey Anderson - Repulsive (Marcel Dettmann Edit)
18. Marcelus - Flash
19. Vril - Torus XXXII
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