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Takuya Matsumoto - Ekr's Galactic Dance (Royal Oak:Royal 25)
Takuya Matsumoto - Ekrs Galactic Dance
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新潟に拠点を置いて活動するインデペンデント・レーベルであるIeroの主力アーティストとして、作品数は少ないながらもいつしか海外から高い評価を得るに至っているTakuya Matsumoto。そんな彼にとって2014年はより世界へと飛翔する年だったように思う。R&S Recordsが配給するロンドンの新興レーベル・Meda Furyからの「Ram EP」、そしてそれに続く本作ではオランダの名門レーベルであるClone傘下のRoyal Oakからリリースと、ワールドワイドでの活動は日本でも逆輸入的に目立ち始めている。彼の音楽の特徴はやはりメロディーやコードといった音色が中心にある事で、いわゆるクラブ・ミュージックにありがちなネタ勝負やDJミックス用ではなく、それ単体で音楽として成立させる説得力を伴っている。本盤で聴くべきは何はともあれタイトル曲である"EKR's Galactic Dance Part 1"だろうか、憂いに満ちたエレピの自然なコード展開とフュージョン的な輝かしいシンセのフレーズが交錯し、それ以外にも複数のシンセやストリングスを用いて切なさを増していく正にギャラクティックな曲だ。その別バージョンとなる"EKR's Galactic Dance Part 2"では、ストリングスを前面に打ち出して柔軟な音色で装飾し、刺のないスムースなリズムトラックも相まって実にエレガントだ。また裏面の"The Sun On The Refugees"は現代音楽を思わせるようなピアノのループが用いられたモダンなハウス・トラックで、"Satellite Orbit Funk"ではビートダウン風なざらついたシャッフル・ビートと煙たいシンセによる黒さも醸し出しており、それぞれがやはりメロディーを大切に扱いながら異なる曲調で方向性を窺うような思惑も伝わってくる。活動の長さで言えばもう既にベテランの域に達しており、作品としては十分に満足させてくれるクオリティーに仕上がっている。そして先の読めない方向性も含んでいるが、しかしそれは今後の可能性を更に秘めている事でもあり、ようやくTakuya Matsumotoの活動の成果が実り始めている。



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