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Nightmares On Wax - Aftermath (Ricardo Villalobos & Max Loderbauer Remixes) (Warp Records:WAP368)
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UKにおけるダウンテンポの先駆者であり、ダブ/レゲエサウンドを極めるGeorge Evelynによるユニット・Nightmares On Wax。革新的な電子音楽の開拓をし続けるWapr Recordsの古参でありながら、レーベルの中でも周りの動向に左右される事なく、マイペースにメロウなダウンテンポの制作に邁進する。とは言いながらも1990年はUKにてブリープ・テクノが全盛の時代、Nightmares On Waxはブリープ・テクノも手掛けながらダウンテンポの可能性を探っていたのだが、その成果としてブレイク・ビーツも取り入れた"Aftermath"はクラブ・クラシックとして今も尚高い評価を得ている。それから24年、そんな名作を現代に蘇らせたのが近年タッグを組み続けて奇抜なリミックスを披露するRicardo Villalobos & Max Loderbauerだ。とにかくこの二人が揃えば一般的なダンス・ミュージックからは想像出来ないような不思議な音響テクノを生み出すのだが、"Aftermath"もその例に盛れず原曲の影も残さない彼等のカラーに完全に染まっている。原曲は6分にも満たない曲だったのだが、"Ricardo Villalobos & Max Loderbauer Dub"では18分越えの大作へと生まれ変わっており、もはやここまでになるとリミックスと言うよりは彼等のオリジナルと呼んでも過言ではないだろう。元々あった硬いブレイク・ビーツは見る影もなく、その変わりに湿ったポチャポチャとしたキックやパーカッションが催眠的な効果を生み出し、呻き声のような不気味なボイス・サンプルも加えられ、微細な変化を伴いながら20分にも及ぶミニマルな展開が迷宮に迷い込んだようなトリップ感を誘発する。"Ricardo Villabobos & Max Loderbauer Electric Jazz Version"も16分を越える壮大な展開ではあるのだが、こちらはより変化に富んでいてガムランのような民族的な打楽器やバックには微かに生っぽい弦楽器の音も入ってきて変則的なリズムに惑わし、エキゾチックで雑食性の高いワールド・ミュージックのような趣がある。既にクラブ・ミュージックの粋を越えて彼等のサウンドとしか呼べない位置にまでその個性を磨きあげているが、しかしその個性の強さ故にこういったトラックがどんなパーティーでプレイされるのだろうかという疑問さえも生まれてくる。




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| TECHNO11 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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