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2015/1/10 groundrhythm -new year's party- @ Air
昨年末に12周年を迎えて尚その軌跡を進めているAIR屈指のレギュラーパーティーであるgroundrhythm。2015年最初のgroundrhythmは井上薫と共に勝手知ったるDJ Yogurt、DJ Hikaruという長年計画されてきたメンバーがようやく集結し、またRESPONSEクルーであるDJ Yu-TaとA Boy Named Hiroがメインフロアのオープニングを務める事になった。それだけでなくシーシャバーやフードに物販、またメインフロアには特別な形のスクリーンも持ち込んでVJも用意し、ラウンジには昭和感溢れるデコレーションを施すなど、今までのgroundrhythmの中でも特に気合の入った一夜だ。
この日はゲストDJが各1時間ずつプレイしながら2回転するタイムテーブルと変則的な流れ。25時頃からDJ Hikaruのプレイが始まると、先ずはSession Victimの"Never Forget"のようなモダンなハウスやファンキーなハウスを豪快にぶちかます。が、先が全く読めないジャンルレスなプレイが持ち味のDJ Hikaru、そこから猥雑なラップが騒ぎ立てるハウスや厳つくハードなミニマルでフロアを闇に染めつつ、不気味な呟きの入るアシッドなテクノで危険な香りを漂わせる。いつもの何でもありなプレイは当然だがやはり箱の大きさを意識はしているようで、大味でダイナミックなプレイが上手くはまっている。そして大地の鼓動やざわめきを感じさえる"Ground Rhythm"では、圧倒的な高揚感によりフロアが沸き立っていた。その後も艶めかしいディスコ・ハウスや激しく野蛮なテクノもプレイし、迫力ある図太いグルーヴで攻め続けフロアを荒波に飲み込むような勢いで圧倒していた。

その流れを引き継いだ井上薫、いきなり微かにアシッドが入るテクノで攻めのセット。しかし勢いは適度にコントロールされながら、テックな上モノや洗練されたビートを打ち出して都会的な洗練された感覚も。が、勢いは増しながら深みも掘り進めて"Love Harmonic (Carl Craig's Soundscape Remix)"の土着的なパーカッションと催眠的なフレーズが現れると、フロアの喧騒はより一層高まりだす。土着的で野蛮な力強さが張り詰めながら、そこから一旦張り詰めた緊張を解すようにビートを緩めながらも、パーカッシヴかつタイトな流れで安定したビートを持続させる。そして徐々に浮かび上がる中毒的なフレーズは、そう余りにもドープな"4 My Peepz (Dubfire Rework)"。ねっとりと絡み付くようなミニマルなフレーズはダークながらも快楽的で、そこで増した勢いを持続しながらギラついたシンセが目目眩を引き起こす"Liuff Settanta"やChristian Smithによる壮大な幻想的なサウンドが広がる"Flyertal"で、最後までテンションを落とす事なく突き抜けた。

DJ Yogurtは出だし荒削りなリズム主体の激しいテクノセットで開始。最近よくプレイしているKirk Degiorgioによるテックな"Rocinha"も織り交ぜつつ、ハードなリズムが体に突き刺さるように刻まれる。そんな中、突如として暗闇の中に多幸感のあるシンセが降り注ぎ、ハイテックな流れで飛翔するように壮大な展開へ突入する。暗闇のフロアに浮かび上がる光に満ち溢れたバレアリックな空気、清らかな音に心身も洗い流されながら肉体は喜び躍り出す。そこから再度、激しいリズムが打ち付ける怒涛のハード・テクノへと雪崩れ込み、暴風雨に襲われたような激しさでフロアを飲み込んでいく。そんなピークタイム仕様なテクノのDJセットの終盤では、ファンキーなハウスやLuke Howardによるカリビアンな"Hi Life"もプレイして、朝方の雰囲気へとスムースに移行していた。

その後は一旦休憩をとりにラウンジへと移動してみると、ブラウン管のTVが並べられたDJブースが作られており、その昭和感にニンマリ。メインフロアの特別なスクリーンを使用したVJも圧巻だったが、この手作り感満載のデコレーションの味わいは、心が和むというものだ。またメインフロア後ろのVIPエリアはシーシャバーとして開放されており料金を払えば一晩中吸い放題だったり、またバーカウンター周りにはフルーツ・シェイクの店も出店していたりと、普段のgroundrhythmにはない様々なサービスがよりパーティー感を強くさせていたと思う。

一休みしてからDJ Hikaruの2回目のプレイを聴きに行ってみると、華やかなストリングスが舞い踊るディスコや暑苦しさを発するファンクに心が和むポップスまで繰り出し、ごった煮でジャンルレスなDJ Hikaruの持ち味が出たプレイをしていた。野太い激しさと優しい大らかさが同居するプレイで、真夜中を通り過ぎた朝のフロアで皆の顔にも笑みが浮かんでいる。John Paul Youngによる"Love Is In The Air"のようなガラージ・クラシックも飛び出せば、自然とフロアも幸せな気分に包まれるというものだ。

井上薫も2回目のセットはクラシック・セットな内容で、清涼感溢れるシンセと凛としたピアノの絡みが多幸感を生み出す"Strandbar (Samba Version)"で盛り上げながら、その後の"Weekend (Phreek 12" Remix)"に"Everybody Dance"のエディット?などの展開はこれぞgroundrhythmの朝方という展開だ。時代を遡りかなりコテコテなクラシックが続々とプレイされるが、狂ったように踊った真夜中を通り過ぎて辿り着く朝だからこそ温かい気持ちになれるクラシックも上手くはまるのだろう。その流れで豪華なオーケストラでぐんぐん盛り上がる"Relight My Fire"や愛らしくもファンク溢れる"Over and Over"など、井上薫らしい定番のダンクラ・タイムは何度聴いても幸せな気持ちにさせてくれる。

この時点でフロアはかなり和んだ状態になっていたものの、DJ Yogurtの2回目のプレイはそこから再度盛り上げる。"Sunset On The Night On The River Nile (Blue Clave Mix)"にようにアフロなリズムも入った生音のハウスや哀愁漂うムードのハウスで、力強いビートを叩き出しながらも朝方の気怠い状態でも苦にならない優しさで包み込み、フロアに活を入れる。徐々に雰囲気は陽から陰へと反転し、フロアはまた闇へと潜って行く。ハイエナジーな高揚感のあるハウスや暗闇の中を疾走するテクノ、硬く金属的な鳴りをするミニマルまで、感情を排した機械的なビートでまだまだパーティーを終わらせないという気迫のプレイだ。

7時過ぎからはメインフロアの出演者全員 - 井上薫×DJ Hikaru×DJ Yogurt×DJ Yu-Ta×A Boy Named Hiro - が狭いDJブースに入れ替わり立ち代り入り、みんなでB2Bを開始。いきなり"La Mezcla"のような妖艶でトライバルなクラシックで耳を惹き付けられ、そこからミニマルなテクノでフロアは湿度を増しながら熱量を高めていく。と思ったらそこに粘着質なディスコ・ファンクの"Is It All Over My Face"や、The Street Slidersによるロックンロールな"Back To Back"、更には刺々しいビートの日本語ラップなど、DJが混ざる事で今まで以上にジャンルの壁が取り払われ、行き先未定のアフターアワーズへと突入。感傷的でムードたっぷりなジャジー・ハウス、切なさを誘う湿っぽいディスコ、ねっとりした熱いグルーヴのベース・ミュージック、そんな様々な音楽がミックスされるともはや調和のとれた流れというもののはないものの、フロアにいる多くの人は各DJの個性を感じつつただ自然と音を楽しんでいた。ジャンル的にあちらに行ったりこちらに行ったりと忙しなくはあるものの、ただ流れてくる音楽の一つ一つを楽しみ踊る、それが許されるようなフロアだったと思う。

最後の1時間位は殆ど井上薫のカリスマ性が爆発していた時間帯だっただろうか、エグいシーケンスが追加された"I Feel Love (Patrick Cowley Mega Mix)"で熱狂的に踊らされ、Needsの"Over The Sea"では意識も飛んでしまうような圧倒的なトランス感に包まれ、クローズへと向かって熱狂と高揚を伴う盛り上がりは加速していく。そして優美なブラックネスを発する"Trust (Motor City Drum Ensemble Deep Mix)"、Seawindによる傑作フュージョンである"Free"にChaka Khanによる幸せな空気いっぱいの"I Know You, I Live You"などをプレイ。ソファーで休んでいた人達も続々とフロアへと集まりだし、音楽を全身で浴びながら至福の時間を謳歌する。アンコールではポップなダンスものから、これまた井上薫らしい選曲である山下達郎の"Circus Town"もプレイして、既にフロアは弛緩した空気と満面の笑みで溢れかえっていた。最後はかつて彼自身もMIXCDの中でプレイしていた"The Garden of Earthly Delights"をスピン、フューチャー・ジャズとバレアリックの邂逅による至福の時間帯、これ以上はない感動的なラストは既に10時。最後まで残っていた人達も多く、それに引っ張られるようにDJ陣も気持ち良くプレイ出来たのではと思うし、実に居心地の良いパーティーになっていたと思う。DJだけでなく参加した人達もパーティーを盛り上げる要素となり、これがイベントではなくパーティーだと強く思う、そんな一夜だった。

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