CALENDAR
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< July 2020 >>
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
MOBILE
qrcode
SPONSORED LINKS
<< O.Utlier - Genesis EP (Soul People Music:SPMB005) | main | Lawrence - A Day In The Life (Mule Musiq:MULEMUSIQ CD 46) >>
CitiZen of Peace - Intersoul (Lifetimeboogie:LTBCD-004)
CitiZen of Peace - Intersoul
Amazonで詳しく見る

ダンス・ミュージックは太古から伝わる人間の根底にある本能や衝動を呼び起こすものであり、それに対する感情は時代が経過しようと決して無くならずにDNAへと刻まれているものだろう。Ignat KarmalitoによるプロジェクトであるCitiZen of Peaceは、過去から存在する民族的な音楽要素を継承しながら現代的なエレクトロニクスと掛け合わせ、肉体と精神を刺激する音楽であり、正に古い文明から最新のテクノロジーまで駆使したダンス・ミュージックだ。森の奥深くに住むピグミーの人々との交流から2011年に生まれたこのプロジェクトは、2013年にはカラハリ砂漠に住むブッシュマンの人々との出会いを機に更に進化を遂げて、この2ndアルバムへの制作へと繋がる事になった。本作ではエンジニアに内田直之と益子樹、ミュージシャンに沼澤尚や森俊之など、そして前述のピグミーやブッシュマンも制作に参加し、国も文化もジャンルも越えた音楽家が渾然一体となり原始の衝動を呼び起こすべく民族的なダンス・ミュージックを作り上げている。冒頭の"See Cure"からしてブッシュマンによる原始的な手拍子や歌声が心身を刺激するが、Ignatによるシンセサイザーやフルートにパーカッションなどの演奏が加われば、初期衝動のグルーヴを伴いながらも現代の音色と混ざりながらトランス感を増長する。スペーシーなギターや躍動的なベースやドラムを組み入れた"Intersoul"は、人力によるダンス・ミュージックで実にこの上なく軽快かつ爽快だが、その中で突き抜けていくブッシュマンによる雄叫びは何処までも広がる青い空を喚起させる。アルバムのピークは"Now We Fly"だろうか、ジャンベやパーカッションによる怒涛のリズムや祭事を祝うかのような歌声が押し寄せる中、シンセやフルートが希望のメロディーを奏で、祈りを捧げるように盛り上がっていくこの曲は感動的だ。アルバムは辺境の地から生まれた音楽が都会へと向かっていくように、太古から受け継ぐスピリッツやエナジーが未来へと進んでいく。そんな音楽も然る事ながら、特殊印刷されたパッケージやIntersoulのメッセージを語る漫画が記載ブックレットも収録されており、音楽だけでなく一つの芸術作品としても優れたアルバムだ。物理メディアとしての価値を存分に発揮しており、素晴らしい作品である。



Check "CitiZen of Peace"
| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 19:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
スポンサーサイト
| - | 19:00 | - | - | |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
トラックバック