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Edward - Teupitz (White:WHITE 016)
Edward - Teupitz
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一年ぶりに再来日するEdward & Oskar Offermannは、ベルリンのモダンなディープ・ハウスにおける注目の的だ。まだ日本ではそれ程知られた存在ではないだろうが2013年にはひっそりと初来日し、小箱であるGrassrootsで奇跡的なDJセットを披露してその実力を知らしめた。事実としてヨーロッパではPanorama BarやRobert Johnsonなどの大箱でもプレイし、またOskarが主宰するWhiteはディープ・ハウスを軸に他の要素も取り入れながら洒落も効いた作風で独自の路線を歩み、DJとしてもアーティストとしてもレーベル主宰者としても実力が認知されている。本作はそんな二人の片方、Edwardが2012年にリリースした初のアルバムであるが、やはりディープ・ハウスを根底に据えながら単なるディープ・ハウスには収まらない作風が見ものだ。何でも本作はEdwardがドイツはブランデンブルク州の"Teupitz"と呼ばれる御伽話に出てくるような村で元となる曲を書いたようで、自然と静寂に対する深い愛を再発見したのを契機に真のハウス・ミュージックへ辿り着いだそうだ。と、そんな背景がある影響か本作はディープ・ハウスを基軸にしながらもフロア・オリエンテッドと言うよりは随分と穏やかで、決して快楽的なダンス・ミュージックだけを目的としているようには見受けられない。勿論DJツールとしての前提は押さえつつも強迫的に踊らせるダンスのグルーヴは存在せず、全体的に線は細く無駄な音も削ぎ落とされ、最小限のメロディーやリズムで揺蕩うようなエモーションを発している。決して熱くなり過ぎずに、決して壮大に盛り上げ過ぎずに、ハウスだけでなくダウンテンポやテクノの要素も取り込みながら夢の中で聞こえるような繊細ながらも心地良いサウンドを鳴らすのだ。研ぎ澄まされ無駄を排した装飾的なダンス・ミュージックは、まるで芸術的でもあり非常に洗練されたモダンなハウス・ミュージックの体を成している。アルバムという形を活かして曲毎に変わった側面を見せる事で掴み所のない飄々とした作風ではあるものの、気軽でリラックスした音楽性は彼がプレイするDJの姿勢にも通じるものがあり、このアルバムから少なからずともDJの方向性は伝わってくるだろう。



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