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2015/1/31 House Of Liquid @ Liquidroom
2013年の年の瀬が近くなった頃に初来日し、ディープ・ハウスを軸に独特の審美眼から選びぬかれた曲をミックスして期待を超えるDJを披露したEdward & Oskar Offermann。ドイツにてWhiteを主宰し繊細な美しさと異端な空気を放つディープ・ハウスを手掛けながらも、彼等自身はPanorama BarやRobert Johnsonのような大箱でもプレイするなど、その評価と人気は着実に高まっている。今回は1年ぶりの再来日となるが、前回の来日で評判が良かったおかげか前回出演したGrassrootsからLiquidroomへと場所を移して、ハウス・パーティーでは名物となるHouse Of Liquidへの出演となる。日本から迎え撃つのはこのパーティーでは代表格であるMoodman、そして前回もEdward & Oskar Offermannと共演したKabutoと、この上なく最高の相性であろうDJなのだから期待しない訳にはいかないだろう。
この日のオープンはKabutoが担当。Edward & Oskar Offermannと共演した事があるだけに彼らの音楽性を理解した上で、普段のプレイとは異なるアトモスフェリックな上物や繊細なパーカッションを用いつつ、イーヴンキックではない変則的なビートも交えたプレイではパーティーのコンセプトに適切だ。じんわりと感情が滲み出るようなプレイだがいつもの人情味のある熱いプレイではなく洗練され優雅に舞い踊るようで、タフなビート感はありながらも軽快で余裕さえも感じられる流れ。テクノとハウスの区分けはなく、重心が低く芯の太いビートを刻みながらも果てしなく伸びる幻想的なサウンドが切なさも誘い出し、穏やかで包容力のあるディープ・ハウスのように闇の中にエモーショナルな艶が広がっていく。時には可愛らしいタッチのメロディーも現れたりと、普段のKabutoからは想像も出来ない選曲も行うが、それもやはりEdward & Oskar Offermannの音楽性を意識しての事だろう。ゆったりと引いては寄せる波のような展開に揺さぶられ大海原を揺蕩うような開放的な流れを継続し、終盤に入ってからは硬く鋭利なリズムや鈍いアシッドも目立ち始め、奇妙で一風変わったトラックも用いながら真夜中の喧騒へと突入し始める。最後には零れ落ちるようなシンセが闇の中で美しく光る"At Les (Russ Gabriel Rework)"をプレイし、儚くも情緒的なブレイク・ビーツで余韻を残していた。

上手くパーティーのオープニングの空気を作ったKabutoを引き継いだMoodmanは、出だしこそ厳ついテクノを投下し上げていくかと思いきや、やはりそこから癖のあるテクノ/ハウスの選曲で滑らかなグルーヴを紡いでいく。少々ディスコ的なニュアンスも盛り込んで多幸感を含ませつつも、フロアの雰囲気は和やかでリラックスした感もあり、笑顔も零れるようなユーモアさえも漂ってくる。デジタル化したディスコのような甘くセンチメンタルな展開へと入れば、切なくとハッピーな気持ちが入り乱れ、やはりMoodmanのプレイにもEdward & Oskar Offermannの音楽性に沿おうとする意識が感じられた。タイトなグルーヴはミニマルな展開を基調にしながらも、ディスコやディープ・ハウスの味付けを盛り込んで、平坦な地平が何処までも続くようで決して単調にはならずに、淡い情緒を伴う展開で覚める事のない陶酔を引き延ばす。ディープ・ハウスにしても妖艶で色気のあるボーカルが入る曲、または可愛らしいメロディーが夢心地な曲など幅を持たせながら、いつしか深い幻想的な夢の世界へと迷い込んだようなここではない何処かにいる心地良さに包まれていた。そんな雰囲気を保持しながら勢いは増しながら高揚を積み重ね、終盤では暗闇の中で花弁が開くような美しさを放つTrackheadzの"Our Music"もプレイし、決して勢いだけではなく丹念に耽美な雰囲気やしっとりした色気でフロアを満たしていた。

そして十分にフロアも温まりパーティーの盛り上がりは最高潮に達した所で、遂にEdward & Oskar Offermannが登場。初っ端ノンビートなディープ・ハウスで仕切り直すように静けさを取り戻し、フロアを一旦落ち着かせる。そこから間を活かした簡素なハウスでじんわりと速度を増して、再度フロアの雰囲気を作っていく。アシッドなベースラインが入ってきたりするドリーミーな幻惑作用もあり、その上で粘着性の高さと低い重心を保ちながらEdward & Oskar Offermannらしい音楽性へと進むかと思いきや…徐々にLiquidroomという大きな箱に合わせたように上げ目の展開へと移行する。キックは力強く跳ね荒々しいリズム感からはハードな印象もあるが、そんな中にも彼等の持ち味でもある繊細な美しさや深遠な妖艶さを含ませ、ユニークで奇っ怪なディープ・ハウスを展開する。しかし以前に体験した時よりも随分と大仰で、激しく脈打つハードなテクノやシャッフルするデトロイト・テクノのようなものまで飛び出して、もはやディープ・ハウスの軸からは随分と外れた方向へと突入していた。その後は上がり過ぎたテンションを均してを徐々に落としながら、ミニマルな展開を打ち出したミックスへと移行するも、それでも尚硬質さと激しさを強調したテクノ寄りな音が強い。そこに"Phylyps Trak II"による究極的にミニマルな曲でひんやりとフロアを冷ましてミニマルなテクノへと繋いでいくと、深く暗いディープな世界へと足を踏み入れていく。継続して硬いキックと脈動する激しいビートを伴い感情を排したような無機質なトラックを繋ぎ合わせ、執拗なまでに荒々しいミニマルなテクノで大箱仕様なセットを展開をする。もはや以前に聴く事の出来た繊細で可愛らしい曲調は見受けられず、この夜はひたすら大仰な展開で圧力で押し切るセットだったような。流石に朝の5時以降はディープ・ハウスの曲調が増えだしてフロアの雰囲気も柔らかい空気に包まれているような時間も増えたが、以前に体験したディープ・ハウス中心からのセットから大幅に乖離しており、そのギャップに心が反応する事は難しかった。しかし、アンコールでEdward & Oskar Offermannがプレイした曲は、癖がありながらも幻惑的なメロディーが彩るディープ・ハウスで、これこそ彼等に求めていた音楽性であったとぐっと来る瞬間も少なからずあった。

結果的にKabutoとMoodmanはEdward & Oskar Offermannの音楽性を理解しながら魅力的なディープ・ハウスのセットを披露して非常に素晴らしいパーティーの雰囲気を作っていたものの、本命である筈だったEdward & Oskar Offermannは予想から余りにも乖離していた為に、どうにもこうにもそのプレイに馴染む事が出来なかった。ハウスだから良い、テクノだから悪いという事ではなく、DJに対してのイメージが余りにも覆されてしまった結果だが、当然DJも箱の大きさや客層に合わせてプレイスタイルや音楽性を変えるのは当然であり、Edward & Oskar Offermannについても柔軟なスタイルを持っていると考えれば妥当なプレイだったのだろう。

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