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2015/2/6 Funktaxi @ 0 Zero
かつてWAREHOUSE702でレギュラー開催されていたFunktaxi。Den、DJ PI-GE、hyota.による3人が織りなすこのパーティーは一旦はWAREHOUSE702の閉店と共に歩みを止めていたが、その後各クラブで模索するように開催を復活させ、現在は青山はZeroでの定期開催を継続している。ここ何回かはレジデント3人のみによる開催だが、今回も敢えてレジデントのみとレギュラーパーティーの本質を知るには丁度良い機会だったので、初めてのFunktaxiへと遊びに行く事にした。
終電に乗っての移動になったので現地へと到着したのは、もう既に25時半頃。Denが丁度プレイ中だったが、年始に彼のプレイを聴いた時には意外にもハードなテクノセットだったので、自分達の場所であるFunktaxiではどのようなプレイをするのかと勝手に想像をしていたのだが、まだ時間帯も早い事もあってか緩いハウスのグルーヴでフラットな聴かせ方をしている。確かにハウスではあるが熱くはなくひんやりとし、そして無駄な装飾は削ぎ落とし淡々としながらも、丁寧にフロアの空気を作っていく。次第に音質は硬質化し、その装飾の省かれたミニマルな展開と相まって、一点に収束するようなグルーヴを打ち出して流れを均していく。感情を内に隠すように落ち着いて平坦なプレイは、しかしミニマルの反復作用による抜け出せない魅力を発し、アシッドなサウンドが響く曲さえも強烈と言うよりは深くドープな闇で染めるような効果を引き出していた。

この日はどうやら1時間毎にDJが交代するタイムテーブルだったようで、Denが1時間程プレイした後にhyota.が登場。引き続きひんやりとした空気を保ちつつも、幾分かオールド・スクール寄りなハウス・セットを打ち出してくる。芯のある四つ打ち、リズミカルに跳ねるようなグルーヴ、大きな展開を挿入する事もなくひたすらスムースなミックスに専念して、ゆるりとした空間に自然とフィットする音楽が心地良い。途中でRon & Chezによる"KMS 054 B1"よる陶酔感溢れるディープ・ハウスもプレイするが、フラットな展開の中に自然と存在させるようにクラシックさえも目立たないようにミックスし、決してフロアを強引に盛り上がらせる事はしない。そして終盤は幾分かメロウな旋律やファンキーなボイス・サンプルも挿入し、よりハウスらしさをそっと強調してた。

DJ PI-GEはそれまで以上にメロディーやリズムにも幅を打ち出しながら、よりディープ・ハウスらしい叙情を含んだ味付けをしていく。それまでの流れは壊す事はしないが、しかし音にしっとりとしたぬるい温度感を込めて、機能的ながらも仄かにエモーショナル空気感が色っぽくもある。そして遂には重力から解放され飛翔するように華麗なパッドが伸びながら、軽快で洗練されたディープ・ハウスもプレイし、一気にフロアに高揚感が満ち溢れていく。色彩豊かに染め上げながら実に情緒的なプレイで開放感もあるが、しかし後半は一転してまた闇の中に溶け込むようにダウナーかつ淡々としたディープ・ハウスやテック・ハウスへと戻っていき、これがFunktaxiというパーティーの性質なのかと肌で感じる場面も。

続くDenの二回目のプレイは一回目よりディープに、よりエモーショナルに、官能的な色気も放つような艶を見せ、湿り気を帯びつつも無駄のない洗練されたプレイが大人びている。スムースで棘のないハウスのグルーヴ感、心にゆっくりと染み入るような淡い情緒があり、Denらしい如何にもなプレイに心の中でにんまりと笑顔が浮かぶ。次第にハウスから硬めのテクノも持ち出して引き締まったビートで攻めるが、それでも尚大箱の熱狂的な空気感ではなくひんやりとして粛々と内面を見つめるようなプレイがストイックだ。

5時過ぎからのパーティーの最後まではDenとDJ PI-GEにB2Bが披露され、お互いが感情を静かに燃やすようなエモーショナルなハウス中心にプレイし、互いを理解しあった二人だからこその粋のあったDJを継続していた。フロアで聴くのは随分と久しぶりとなるLuomoによる"Tessio"もかかったのには驚きで、決して激しく体を突き動かすような曲ではないが官能に包み込むこのディープ・ハウスからは、Funktaxiがどんなパーティーなのかと言う事を理解する一旦にもなった。アンコールではManuel Gottschingによる"Echo Waves"がノンビートながらも瞑想へと誘うような引いては押し寄せる音の波を広げていき、静かに淡い余韻を残してパーティーは終了した。初めて体験したFunktaxiが普段はどのようなパーティーだったのか知る由もないが、今回は随分と落ち着いていてリラックスした雰囲気の中で、それに合わせて各DJも強迫的に踊らせる事をせずにそんな空気に馴染むような穏やかなプレイだったと思う。レギュラーパーティーだからこそのやりたい事をやっているような姿勢も感じられ、特に瞬発力ではなく永遠の持続力に重きを置いたハウスパーティーとしての魅力があった。
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