<< 2015/2/6 Funktaxi @ 0 Zero | main | Fabrice Lig - Galactic Soul Odyssey (Planet E:PLE65376-2) >>
Afrikan Sciences - Circuitous (Pan Recordings:PAN 54. CD 2014)
Afrikan Sciences - Circuitous
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(MP3)
Aybee率いるDeepblak Recordingsは当初は彼がRon Trentとも交流のあった事から、フュージョン感覚のあるディープ・ハウスを中心に手掛けていた認識だ。しかしそのレーベルにおいて異質な才能を放つEric Douglas PorterことAfrikan Sciencesは、そこにブロークン・ビーツやジャズの要素も持ち込んで、一般的なクラブ・ミュージックからのビートからは解放されたように自由なビート・ミュージックを生み出している。2014年にはAybeeと共同でMiles Davisからインスピレーションを受けて制作したとされる"Sketches Of Space"をリリースしたが、そのアルバムではもはやインプロヴィゼーションから生まれた変幻自在な電子音響が異形とも言える世界観を確立していた。本作はそれに続いてリリースされたAfrikan Sciences単独によるアルバムなのだが、本作においても即興ライブを反映させた内容と断言している通りに、並々ならぬビートへの拘りを打ち出したライブ感溢れる音楽性が持ち味だ。ハウス・ミュージックの要素が全くない訳ではないが、その成分はジャズやアフリカンビート、そしてヒップ・ホップなど他の黒人音楽の要素に上塗りされ、一般的なハウスとしての心地良い4つ打ちが刻まれる事は殆ど無い。その代わりにではあるがビートは一定感覚から逸脱しながら生命の胎動のような動きを見せ、手弾き感のある自由に展開するシンセやベースが不協和音の中に有機的な色を描き出し、黒人音楽をベースとした様々な音楽の要素が一体となってSF志向の強いアフロ・フューチャリズムを表現するのだ。決してすんなりと体に馴染むような、いやそれどころかクラブで踊る事を否定するかのような変則的かつ自由なビートは余りにも個性的だが、電子音楽をもってして黒人音楽を進化させたらという果敢な実験精神に溢れた作品であり、如何にもAfrikan Sciencesらしい独創性が溢れている。その癖の強さが故に好き嫌いは分かれるだろうが、一旦好きになってしまえばその魅力に囚われてしまうだろう。




Check "Afrikan Sciences"
| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 08:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
スポンサーサイト
| - | 08:00 | - | - | |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://matyu.jugem.jp/trackback/3587
トラックバック