CALENDAR
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< October 2020 >>
RECOMMEND
MOBILE
qrcode
SPONSORED LINKS
<< Norm Talley - The Palmer Park Project EP (Tsuba Records:TSUBA075) | main | 2015/3/6 EUREKA! with Detroit Swindle @ Air >>
Yuri Shulgin - Acid Vertigo (Modernista:mod four)
Yuri Shulgin - Acid Vertigo
Amazonで詳しく見る(MP3)

ロシアのディープ・ハウスの隆盛の際に突如として現れ、生演奏も取り入れたセッション性の強いトラックメイキングが特徴のMistanomista名義でも活動していたYuri Shulgin。他アーティストの作品にも楽器の演奏者として参加するプレイヤーとしての評価、また本人のその幽玄かつ黒いディープ・ハウスは評判となりEthereal Soundからも作品をリリースするなど、まだリリース歴は浅いものの音楽的な才能は疑うべくもない。そんなShulginにとって久しぶりとなる新作は、既存の特徴を損なう事なく新機軸を求めた意欲作となっている。タイトルからも分かる通り本作はアシッド・ハウスをベースしているのだが、"Acid Vertigo"を聴けばそれが単なるアシッド・ハウスの焼き直しではない事に気付くはずだ。ビキビキウニョウニョとしたアシッド・ベースのラインは当然アシッド・ハウスそのものではあるが、煌めくようでゴージャスな上モノは対極的に優美な世界で包み込み、アシッド・ハウスとフュージョンが融け合ったようなライブ感溢れるコズミック・ハウスとして、Shulginのプレイヤーとしての感覚が発揮された音楽性が光っている。"Acid Pattern"も同様にアシッド・ベースが大胆に躍動するが、透明感のある上モノのおかげかややディープ・ハウス色が強めだろう。しかし注目すべきはキックやパーカッションにハイハットなどが細かく躍動的にビートを刻み、いわゆるクラブ・トラック的な均し方とは逆を行くような展開の大きさがあり、しっかりとShulginらしさが感じられる事だろう。またその名もダブバージョンとなる"Acid Vertigo (Dub Version)"は、メロディーは後退しながら逆にリズム帯に強烈なダブ・エフェクトを用いて、より肉体的かつ立体的なビート感を強めたシカゴ・ハウスらしさが際立っている。アシッド・ハウスという今再度注目を集めているジャンルへ接近しながらも、自身のプレイヤーとしての個性もしっかりと主張した作品であり、期待に応えた一枚だ。



Check "Yuri Shulgin"
| HOUSE10 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
スポンサーサイト
| - | 12:00 | - | - | |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
トラックバック