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Simoncino - Dreams Of Konders (Creme Organization:Creme 12-77)
Simoncino - Dreams Of Konders
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イタリアのSimoncinoは妄信的にも思える程に初期ディープ・ハウスやシカゴ・ハウスを追求し、流行には我関せずと全くぶれる事のないスタイルで作品を制作している。本作はオランダのCreme Organizationからの作品となるが、オランダと言えばシカゴ・ハウスやデトロイト・テクノなどオールド・スクールな音楽に対して理解があるのだから、この相性の良さは言うまでもない。そして本作はNYアンダーグラウンド・ハウスのBobby Kondersに対して捧げられた作品だそうで、Simoncinoもいつも通りRolandのアナログ機材などを用いつつ、オールド・スクールな雰囲気を纏ったテクノ/ハウスを手掛けている。"Meggaton"はカタカタとした不安定なパーカッションと味気ないキックのリズムにハンド・クラップも入る正にシカゴ・ハウスなディープ・ハウスで、重苦しく陰鬱なメロディーが不安を誘いながらも何処か切なさも匂わせる。ドタドタしたシカゴ・ハウス的な辿々しいマシンによるビートとピアノの旋律が物悲しくも美しい響くタイトル曲の"Dreams Of Konders"は、闇の中でキラキラと光るような効果音も相まって正に夢の中にいるような素朴ながらも仄かに情緒を放つ。Simoncinoにとってはやや上げめな作風の"Pyramids"は意外ではあるが、アナログのリズム・マシン感たっぷりな簡素なパーカッションとエモーショナルで虚ろげな上モノで跳ねるような攻め方を見せるこの曲は、かなりテクノに寄り添っているだろう。膨らみのあるボトムラインが活きた"Space Is The Place"も、はやり乾いたハイハットやハンドクラップが入った途端にシカゴ・ハウスへと変容するが、上モノのコズミックな響きはややモダンな印象も発している。決して斬新性や流行性があるわけではないが、この揺ぎない信念が溢れるオールド・スクールな音楽は、一部のマニアを虜にするだろう。



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