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Soichi Terada - Sounds From The Far East (Rush Hour Recordings:RH RSS 12CD)
Soichi Terada - Sounds From The Far East
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2015年のトピックの一つとしてこの寺田創一の作品を纏めたアルバムの発売という出来事は、ハウスシーンを語る上では決して欠かす事の出来ない話題だろう。90年代にNYハウスが黄金期を迎えていた時代、ここ日本に於いても日本のポップシーンにさえハウスは侵食し、それが一般的に普及したかどうかは別にしても今聴いても色褪せないジャパニーズハウスとしてハウスのファンを唸らせる作品を残している。そんなジャパニーズハウスの先駆者の一人として寺田創一が居たそうだが、この度1989年に彼が設立したFar East Recordingsの音源を纏めたコンピレーションが制作されたのだ。リリース元は掘り師としてのセンスは一級品のRush Hourで、レーベルに所属するHuneeが寺田の音楽に惚れ込み寺田と共に選曲の調整を行なった上で、寺田の素晴らしいジャパニーズハウスを20年以上の時を経て世に再度解き放っている。当方は流石にこれらの楽曲をリアルタイムで聴けていたわけではないのだが、しかしこのハウスは紛れもなく日本産のハウスでありながら、しかしあの時隆盛を誇っていたNYハウスにも全く引けをとらない素晴らしい内容で、だからこそ外国のアーティストからも今になって称賛される事に驚きはしない。音楽性自体は現在の視点で述べれば当然新鮮なものではないが(しかし今初めて聴く人 - 当方も含め - にはきっと新鮮に聴こえる筈だ)、しかし時代を越えて愛されるようなオーソドックスなスタイルは往年のNYハウスからであり、ファットなキックが生み出す弾けるようなグルーヴや甘い陶酔のあるメロディーに大胆なサンプル使いと、もし何も説明が無ければNYから生まれたハウスだと錯覚する程にUS的だ。勿論日本的な可愛らしくポップなサウンドのおかげで、単に機能的なクラブミュージック以上の親近感を感じられもする。DJと言うよりは元来アーティスト/コンポーザーな気質が、曲そのものの良さを際立たせるようにメロディーやムードをより強く引き出したのではないか。何だか懐かしい - それは古い音楽なのだから当然としても - 気持ちにさせてくれるこのジャパニーズハウスは、クラシックと呼ぶに相応しい往年のディープ・ハウスであり、そして今になってより多くの人の耳を魅了する事になるだろう。一家に一枚と言う謳い文句も嘘偽りのないクラシックだ。



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Sounds From The Far East / Soichi Terada
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| 音盤収集病患者の館 − 裏 MDRH | 2015/08/28 1:16 AM |