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Gonno - Obscurant (International Feel Recordings:IFEEL040)
Gonno - Obscurant
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Endless Flightから10年ぶりとなるアルバムをリリース予定のGonnoが、しかしその前にもまたもや話題作となるであろうEPをリリースした。2011年にInternational Feelよりリリースした"ACDise #2"はGonnoの才能を世界に知らしめる作品となったが、同様にInternational Feelから4年ぶりにリリースされたこの"Obscurant"は、Gonnoが"ACDise #2"の単なる一発屋ではなく紛れも無いオプティミスティックな音楽性を放つ才能である事を示している。様々なレーベルからフロア向けの4つ打ちからバレリックなもの、または異形な電子音楽や心地良いリスニング系などスタイルを流動的に変化させながら、そこにGonnoらしいオプティミスティックなムードを注ぎ込んできたが、やはりInternational Feelからの作品はその中でも別格と言わざるを得ない。タイトル曲である"Obscurant"はGonnoらしいアルペジオのメロディーが特徴で"ACDise #2"とも近似する多幸感溢れる曲だが、そのような強烈なグルーヴを叩き出すダンストラックとは異なりミドルテンポでゆっくりと天国への螺旋階段を上り詰めるような展開が待ち受ける。光り溢れるメロディーの裏にはひっそりとアシッドのラインも隠されている点もGonnoの特徴が発揮されており、うねるような粘り強いビートと相まってじわじわと高揚感を継続させながら、いつしか光の中へと意識も溶けこんでしまうだろう。一方ノンビートの展開で始まりエレクトリックハープの音色が目まぐるしく動き回る"A Life With Clarinet"は、途中から徐々にキックやパーカッションがリズムを構成し出し、遂には激しくビートを叩き出すダンストラックへと変容する強い個性を含む曲だ。しかし激しいビートの中に渦巻く狂おしい程にセンチメンタルなシンセの旋律が、圧倒的な高揚の波に覆い尽くす。裏面にはロンドンに新鋭であるCall Superが"Obscurant" (Call Super Inna Loft Mix)"としてリミックスを提供しているが、原曲のバレアリックな雰囲気とは対照的にパーカッシヴなリズムや鳥の鳴き声を導入しながら、ミステリアスな異国情緒溢れるハウス風に仕立てあげている。がやはり、Gonnoの圧倒的な多幸感と高揚感が弾ける2曲が素晴らしく、リミックスの方はやや蛇足であるか。このInternational Feelというレーベルの音楽性に寄り添いつつ、そしてGonnoの個性も全開となった作品でレーベルとアーティストの相性も抜群である事は言うまでもなく、このままアルバムも?なんて期待してしまうものだ。



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