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Box Aus Holz 001 Lost Tracks (Box Aus Holz:BAH001)
Box Aus Holz 001 Lost Tracks

ドイツはベルリンと言えばテクノ…だけでなく、近年のハウス隆盛は是非ともチェックしておくべきだろう。西洋的に耽美で洗練されたテック・ハウスや黒く深いディープ・ハウスの充実は言うまでもないが、よりブラック・ミュージック色の強いビートダウン系のハウスなら例えば新興勢力のBox Aus Holzは勢いのあるレーベルの一つだ。2012年に発足したこのレーベルは当初からAndy HartやMax Graefなど今では注目を集めるアーティストをフィーチャーし、ディスコやファンクの要素を持ち込んだラフな質感のあるビートダウン・ハウスを手掛けて、局所的ではあるのかもしれないが話題となっているようだ。本作は失われた作品集と名付けられたレーベルカタログの第一番であるが、しかりリリースは2015年の初頭なので空いていたカタログ番号を埋める形でリリースされたのであろう。本作で先ず目が行くのはReverend G名義の変名も合わせて3曲に関わっているMax Graefだろう。Delfonic & Max Graefによる"Kimmenschwitzer part 1"ではねっとりドロドロとした低重心のビートと切り刻んだようなサンプリングを散りばめたビートダウン・ハウスを展開し、Kickflip Mike & Reverend Gではヒップホップ色の強いざっくりしたビートやファンキーなラップに耽美なフェンダーローズのメロディーを導入した"Magic Loop"を披露するなど、ビートへの拘りとソウルフルでメロウな世界観の確立が成されている。他のアーティストで面白いのはHubert Davizによる"9 To 5 Wecker"で、もはやハウスのフォーマットからは逸脱したヒップホップの影を残しながらも歪なビートを生み出すカットアップ具合が個性的だ。またレーベルが発掘したニューカマーと思われるAxel Sは、切り刻んだようなファンキーなサンプリングとうねるブレイクビーツで腰にぐいぐいくるグルーヴを体感させる"Riesenglied 95 (Fur Nano)"を提供しており、デトロイト・ハウス系との親和性の良さも感じさせる作風が印象的だ。計6曲、ディスコやファンクにヒップホップをビートダウン・ハウスに落とし込んだねっとり濃厚な黒い音楽性が素晴らしく、しかもこれがベルリンから届けられていると言うのが何とも面白い。

| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 21:30 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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