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Koss - Silence (Mule Musiq:mule musiq cd 47)
Koss - Silence
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Mule Musiqの中心的存在である高橋クニユキ - 事実、レーベルはクニユキの音楽を世界へと紹介するべく設立された - が、クニユキ名義とは別に電子的でミニマル、そして実験的な側面も追求するべく始めたプロジェクトがKOSSだ。過去にもMule Musiq傘下のMule Electronicから複数のアルバムをリリースし、クニユキの有機的でダンス性の強いハウス・ミュージックとは異なるベクトルで音楽性を拡張し、アーティストとして多彩な才能を知らしめていた。しかし近年はクニユキ名義での活動が中心だったためKOSSとしての新作がリリースされる事は無かったが、この度KOSS名義でMinilogueと共作した"The Mollan Sessions"から4年ぶり、完全なソロでは"Ancient Rain"から実に7年ぶりと久しぶりの新作が古巣Mule Musiqから届けられた。近年のクニユキ名義では様々なアーティストとのコラボレーションにより多様なグルーヴを展開するのに対し、このKOSS名義では一人で制作された影響もあるのか、クラブと言うよりは室内的で外交的と言うよりは内向的で、非常に繊細で理知的な美意識を感じさせる。最初にKOSSは電子的と述べたが以前に比べればヴァイオリン等の弦楽器やピアノからマリンバも用いて有機的な性質も強くなってはいるものの、それを強調するような鳴り方ではなくあくまで装飾的に使われ、その向こう側には環境音的なノイズや微かなパーカッションがスムースに鳴っている。ビートのない静謐な世界観はアンビエントやサウンドトラックとも呼べそうだが、軽々しくないその思慮深く意識的な音楽は深い瞑想へと誘うようだ。そんな雰囲気もあってクニユキのクラブ方面の要素ではなく、現代音楽やジャズの要素を打ち出しながら更にインテリジェンスに仕立て上げたような洗練された美意識があり、これは例えば現代音楽とジャズのレーベルであるECMのコンセプト「静寂の次に美しい音楽を」と共感するものがある。そう、「Silence」と言うアルバムタイトルにも納得な、静寂の中に美しい音色が静かに存在しているのだ。



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