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British Murder Boys - British Murder Boys (Downwards:bmbj 01)
British Murder Boys

Regis aka Karl O'ConnerとSurgeon aka Anthony Childによる最強のインダストリアル・テクノ・ユニットのBritish Murder Boys。そのユニット名からして凶悪な音楽性を滲ませる通り、破壊的で過激なインダストリアル・サウンドにパンクの精神性やニューウェーブの音楽性を持ち込み、そして早くからダブ・ステップやベース・ミュージックのプロトタイプ的なリズム感も披露していた点でその存在は特別だったものの、互いの個性が強すぎる故か2005年にはほぼ解散状態となりプロジェクトは停止していた。しかし2012年に突如復活してからは新作もリリースし、2013年には日本でもBMBの復活ライブを行うなど今後の活動も期待させていたのだが…実はそれが最後のライブになるとは誰も思っていなかっただろう。そして本作はユニットにとって最後の作品となる総決算的なアルバムだ。2003〜2005年にリリースされた5枚のEP全ての曲、そして前述のライブ映像を収録したDVDも同梱され、つまりはBMBのほぼ全てを体験出来る作品集となっている。作品自体は既に制作から10年を経ているので新鮮味はないものの、ハンマーで殴られたように揺さぶりをかける歪な変則ビートと金属がひしゃげるようなノイズを散りばめながら、一寸の光も見えない暗く廃退的な世界観に覆い尽くすインダストリアルなテクノは音だけ聴けば決して唯一ではない。しかしそこから発せられる彼等の精神性 - 例えばリリースされているEPのジャケットを見れば分かる通り - は、間違いなく反抗精神が爆発したパンクやニューウェーブのそれで、ギターやベースを電子楽器に置き換えて成り立ったのがBMBと考えてもおかしくはない。それこそがハードテクノ全盛時代の中でもBMBの存在を個性的なものとしていたのは、言うまでもないだろう。そしてその真価が発揮されたのがライブであり、本作に収録されたライブ映像を初めて見た者は驚愕するかもしれない。KarlとAnthonyはPCを操作しつつも、その間に立つ黒頭巾を被った3人の者達がゆっくりとフロアをうろつくその様相は、まるで黒魔術か何かの儀式ではないか。最初の15分位は得体の知れない抽象的なノイズが変容を繰り返し、そしてリズムが入ってくればようやくBMBらしくはなるものの、しかしその重苦しく宗教的な怪しさの中でAnthonyがおどろおどろしく歌い、その上ギターもプレイし始めれば、それは完全にパンク・スタイルと化す。Karlによればこのライブで「やり残していた仕事を終わらせた」との事だが、確かにそれも納得のスタイルを完成させている。結局はBMBの全てを終わらせる為に、短い期間の復活を遂げた



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Tracklistは続きで。
01. Learn Your Lesson
02. Rule By Law
03. Don't Give Way To Fear
04. Don't Give Way To Fear Pt. 2
05. Fist
06. Splinter
07. Father Loves Us
08. Be Like I Am
09. All The Saints Have Been Hung
10. Court Of Conscience
11. Hate Is Such A Strong Word
12. Anti Inferno
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