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James Mason - Recollection ∈ Echo (SHOUT! PRODUCTIONS:SHOUT-278)
James Mason - Recollection ∈ Echo
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2012年、『Rhythm Of Life』(過去レビュー)の日本盤リイシューに合わせてWax Poetics Japan No.21に掲載されたインタビューで、2012年の年末には未発表曲を出す予告をした時には胸が高鳴ったものだ。結局、それが実際に遂行されるまでには3年もかかってしまった訳だが、しかしそれでも尚この失われた作品が日の目を見る事に、感動を隠さずにはいられない。そう、今ではレア・グルーヴやフュージョン・ソウルを象徴するアーティストの一人と呼んでも過言ではないJames Masonの新作は、歴史的傑作である1977年作の『Rhythm Of Life』の直後に制作された未発表曲集であり、本来であれば当時リリースされる予定であった2ndアルバムに収録アルバム向けの曲も含まれている。アルバムは"Sweet Power, Your Embrace"の続編として作られたという"The Love Song"で幕を開けるが、そこから既に『Rhythm Of Life』と何ら変わらない流麗でエモーショナルなメロディーやファンキーなベースやギターが鳴り、アーシーで生っぽい質感と人間味のある温かさに満ちている。続く"Angel Eyes"で聞けるソウルフルで歌声や気分を高揚させる嬉々としたサックスからは、輝かしい未来さえ感じられるだろう。"I've Got Your Love"では一転して感傷的なフェンダー・ローズのコード展開を用いたバラードを披露し、"Cool Out"ではエレクトロ風なビートも用いて現在のディープ・ハウスに繋がるような深さも演出するなど、『Rhythm Of Life』同様にジャズ/ソウル/ディスコ/フュージョンを咀嚼しJames Masonたる個性を放つ音楽へと昇華させている。ディスコ的な輝かしいビートやシンセに美しいコーラスを導入した"The Dance Of Life"、そして同様に自由にメロディーを奏でるシンセがコズミック感さえ生む"Space Walking"と、躍動感あるダンス・トラックも古くはあるが決して色褪せない魅力を放っている。そう、『Rhythm Of Life』に魅了されたファンならば再度このアルバムに魅了され、そして虜になる事は間違いのない作品だ。Masonがライナーノーツで述べるように残念ながらオリジナルテープの損傷は酷く、音の歪みや揺らぎを取り除く事は出来なかったが、しかし尚それが本作の価値を失わせる事はなくMasonの魅力を再度世に知らしめるマジックさえ感じられるのだ。ただただ本作がリリースされた事に感謝したい。



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| CROSSOVER/FUTURE JAZZ2 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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