CALENDAR
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< August 2019 >>
RECOMMEND
MEZZANINE REMIX TAPES 98 [12 inch Analog]
MEZZANINE REMIX TAPES 98 [12 inch Analog] (JUGEMレビュー »)
Massive Attack
名作MEZZANINEリリース時に予定されていたマッド・プロフェッサーによるダブ・バージョンが、今になりリリース。こちらはアナログ盤。
RECOMMEND
Mezzanine
Mezzanine (JUGEMレビュー »)
Massive Attack
メザニーンのリマスターに、上記のダブバージョンを合わせたCD2枚組。
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
FRKWYS Vol.15: serenitatem
FRKWYS Vol.15: serenitatem (JUGEMレビュー »)
VISIBLE CLOAKS,YOSHIO OJIMA,SATSUKI SHIBANO
MOBILE
qrcode
SPONSORED LINKS
<< 2015/7/10 Guidance Proudly presents The Black Madonna 1st Japan Tour @ Air | main | The Irresistible Force - Higher State of Mind (Psymatics:PSYM-004) >>
2015/7/11 groundrhythm x Freedom Sunset @ Air
Airオープン当初から続くgroundrhythm、今回はレジデントでもある井上薫も何度も出演を果たしているFreedom Sunsetとのコラボレーションを行う。Freedom Sunset改めSunset Loungeへの出演の為に結成されたSunset Sessions、またKompaktでの活躍も輝かしいHiroshi WatanabeことKaitoと二組がライブ出演もしつつ、アフターにはMax Essaが待ち受けておりメインフロアの充実度は言うまでもなく、当然メインの時間帯は井上薫が担当とこのパーティーの醍醐味は変わらない。
5月のSunset Loungeで初ライブを披露したSunset Sessionsは、Koyas+Shinsuke Fujieda+ARATAによるセッションバンドだ。今回はSunset Loungeを主宰するshibaも参加してのライブとなる。ライブが開始するとKoyasによる極彩色のオーロラのような音色が覆い被さり、そこにFujiedaの芳醇なアルトサックスのメロディーが感情的に響き渡る。ジャムセッションのようなダンスビート、ARATAのエコーの聞いたギターサウンドは幻想的な広がりを見せ、都会の楽園かはたまた燦々と太陽が降り注ぐビーチかのような雰囲気だ。開放的で和んだ音から次第に強烈なダンスグルーヴまで移り変わり、Fujiedaは楽器をフルートに持ち替え可愛らしい音色も鳴らしながら、ARATAのギターはそれを強調する事なく淡々と広がりのある空間演出をする。途中ではshibaも参加し、パーティー感の強いパッション弾けるグルーヴを作っていく。サックスやトランペットは色鮮やかに彩りながら、Koyasによるトライバルなエレクトロニックビートに引っ張られ、一体となって高揚へと上り詰める。KoyasはPCで流れを作っていく合間にも時折サンプラーを叩いては強烈なパーカッションを打ち鳴らし、ダンス性強いパートとジャム的なパートが入れ替わり立ち替わり。しかし5月の時の野外ライブに比べると随分とエレクトロニックな4つ打ちのビートは強く、室内のオールナイト・パーティーに合わせて意識的に音楽性を変えてきたのだろう。どちらかと言えば本質的には野外のライブが合うようにも思うが、スタイルをしっかりと適用させる事も出来ていたので、groundrhythmの雰囲気にはしっかりと馴染んでいた。

次はHiroshi WatanabeことKaitoの久しぶりのライブだ。PCとAIRA TR-8を使用したセッティングで、やはりハードウェア回帰の方向性はこの業界にあるのか。オープニングはゆったりと暗闇の中にオルゴールのような音色が反復する展開から始まる。そこに変則的なビートが入ってくると、次第にTR-8の激しいハイハットも加わり徐々に壮大な音響空間を作っていく。叩き付けられるスネア、クリアながらも重厚感のあるキックとリズムの嵐が吹き荒れる中に、可愛らしくしんみりとしたメロディーが眠気を誘うように反復し、Kaitoらしい壮大な叙事詩が広がっていく。次の曲ではアンビエントな上物が現れ広大な海を揺蕩うような揺らぎを生み、しかし鋭利に突き刺さるハイハットと強靭なキックのパワーは演奏者の気迫が表れているのか、荘厳な世界観とひりつく緊張感が支配する。中盤では既存のKaitoらしい端正な4つ打ちに情感たっぷりなシンセが心地良く広がるテック・ハウスもプレイされるが、そんな曲でもTR-8の乾いたハイハットが乱れ打ち、フロアに豪雨のように激しく降り注ぐ。アンビエントなムードやドラマッティックな展開は当然ながらも、それ以上に鬼気迫る怒涛のリズムの攻めはKaitoの音楽性を塗り替えるようだ。感情を吐露する温度感の高さと共に激しいリズムによる大胆な揺さぶりも加わり、フロアは圧倒的な大河の流れに飲まれていく。最後は物哀しいピアノのメロディーが強調された"Until The End Of Time"をプレイしたが、繊細さのあるビートレス・バージョンの上モノを用いつつビートが入っており、しんみりとした感動が上積みされつつ全てを出し切る圧倒的な叙情に包まれ圧巻のラストを迎えた。Kaitoがデビューしてもう既に10年以上経過しているが、デビュー当初の流麗なテック・ハウスの面影は薄くなり、ここにきてKaitoの第二期とも呼べる展開を迎えており進化し続けている事を体感させてくれるライブと言う表現に相応しいライブだった。

二連続のライブで盛り上がったパーティーは既に中盤に差し掛かった頃か、随分と時間が遅くなってからレジデントの井上薫は登場。のっけから大空を闊歩するようなおおらかな、程良くアッパーで心地良いダンスグルーヴで飛翔する。民族的なパーカッション、コズミックなシンセ、膨らみのある柔軟なビートが融合し、プレイの序盤から多幸感満載だ。次第にプログレッシヴ・ハウス的なギラついた音も現れる中、"Bar A Thym"も投下し早くから豊かなトランス感覚に満ちていく。相当にエグく快楽的なプログレッシヴ・ハウスも用いてドラッギーにはめながら、フロアを束縛から解放するように先導し、そして躊躇なく大ネタも投下して盛り上げる。覚醒的なシンセが小刻みに繰り返される"Mouth To Mouth"から木魚のようなリズムが脳髄を刺激する"Spastik (Dubfire Rework)"を繋げた瞬間、フロアの盛り上がりは最高潮に達し、そこに意識も融解するサイケデリックな"Liuff Settanta"が続けば強烈なトランス感に包まれる。中盤に入れば次第にデトロイト的なサウンドも織り交ぜながら、近年のデトロイト・クラシックと化した近未来的テクノの"Nightflow"によって、闇の中を疾走する慎ましくもエモーショナルな音によってグルーヴは加速する。ハイテック感が増していく流れでハードなリズムと輝かしい光に包まれる"After The Rainstorm (Yogurt & Koyas Remix)"をプレイすると、そこに急遽Fujiedaも参戦してサックスを情感豊かに被せていく。朝焼けを臨むような清々しいハイテック感、突き抜ける疾走感を伴い心地良い朝を迎える。しかし民族的なトライバル感をディープに溶け込ませた"Y.O.U.D"を機に、再度フロアはディープな嵌め感のあるディープ・ハウスによって深い闇へと潜っていく。じわじわと深く忍耐強く闇を潜水し陶酔感を引き伸ばしながら、やがて終盤に入れば井上薫お得のクラシックな時間帯がやってくる。あのウキウキする長いイントロが流れてくると…そう、"Relight My Fire"のコテコテにディスコな曲によってフロアの空気は一気に和み、生音を打ち出した優雅でハッピーなディスコをじっくりと丁寧に聞かせる。Chez Damierの方の合唱系ボーカル・ハウスの"Can You Feel It (Club Mix)"、ガラージなソウル爆発の"That's the Way Love Is (Jerome Sydenham & Tiger Stripes Remix)"など、ある種お約束的な展開ながらもその普遍的な音楽性をあるがままにプレイするその気概は、クラシックへの愛が故だろう。"I Was Born This Way (Better Days Mix)"をプレイしているときの井上薫の悦に入った表情からは、何処か祝祭の多幸感にも似た雰囲気さえ感じられ、フロアが至福に満たされている事を理解するだろう。

パーティーのトリを務めたのはMax Essa。流石に人も引けてきた朝の時間帯に合わせて強迫的に踊らせる事もせず、残った者のみがリラックスして楽しめる自然体でなだらかなダンス・グルーヴを紡ぐ。ディープ・ハウスとディスコの中庸にいるような、リラックスした開放感と明るさが優しい光が射し込むような温和なプレイで、生っぽく湿っぽく温かく、アッパーでもなくダウナーでもなくただひたすら丁度良い4つ打ちを継続する。足はクタクタ、眠気に襲われる意識の中でも苦にならないミッドテンポなハウス/ディスコセットに、少々のディスコ・ダブぽい変化球や、逆にパキパキなパーカッションが入ったテクノ色の強い曲、またはブギーでファンクな曲も用いて、安定感のあるプレイは大きな展開で高揚させるのではなくしみじみと言う表現が的確だ。混んでいて熱狂的な真夜中のフロアとは打って変わって、のびのびと音に身を任せて自由に踊れるフロアには、残った者がその空間を謳歌している。と当方も寛ぎながら楽しんでいたものの、十分に満足したため8時にはフロアを脱出。今回は井上薫とも関連性の高いアーティストが集まった事もあり、色々な音楽性が溢れながらもgroundrhythmらしい音楽の旅のような流れで、一晩中良い雰囲気を作り上げていたのでは。

■Kaito - Until The End Of Time(過去レビュー)
Kaito - Until The End Of Time
Amazonで詳しく見る(US盤)
 Amazonで詳しく見る(アナログ盤)

■Kaoru Inoue - A Missing Myth(過去レビュー)
Kaoru Inoue - A Missing Myth
Amazonで詳しく見る


■Groundrhythm 2 Mixed By Kaoru Inoue(過去レビュー)
Groundrhythm 2 Mixed By Kaoru Inoue
Amazonで詳しく見る
| EVENT REPORT5 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
スポンサーサイト
| - | 20:00 | - | - | |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://matyu.jugem.jp/trackback/3688
トラックバック