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DJ Koze - XTC (Pampa Records:PAMPA 024)
DJ Koze - XTC
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ドイツはハンブルグのPampa Recordsはベテランだけでなく若手も積極的に起用し、そして癖のある一風変わった作風ながらも何処かノスタルジーを感じさせる音楽性があり、まだ比較的浅い歴史ながらも既に見過ごす事の出来ないレーベルの一つだ。そんなレーベルを主宰するのがStefan KozallaことDJ Kozeであり、彼こそがPampaの音楽性を最も体現している奇才アーティストだ。2年前にアルバムを発表して以降ここ暫くはリミックスワーク中心の活動であったが、2年ぶりとなる新作EPはこの夏を賑わすアンセム級と呼んでもよい会心の内容だ。タイトル曲の"XTC"が正にそれで、ドリーミーで柔らかいシンセのコード展開とふっくらとしたキックが淡々と刻まれる幻想的なディープ・ハウスは、終わりのない悠久の夢の中に溺れるようだ。次第にDJ Kozeらしい奇抜なパーカッションやメロディーも入ってくれば、甘い陶酔の中に興奮も溶け込ませながらドラマティックに盛り上がる展開に、正にエクスタシーへと達する。曲の中でも女性によって呟かれる"Many people are experimenting with the drug ecstasy"と言うセリフ、多くの人がドラッグによって絶頂体験をしていると言う内容だが、それの良し悪しは別問題として呟き自体がよりドリーミーな曲調を印象的なものとしている。裏面の"Knee On Belly"もその奇才性が爆発したフィルター・ディスコで、共振するような強烈なシンセと可愛らしいサウンドを交えながらフィルターを掛けて展開を作っていくこの曲は、非常にファンキーながらもふざけた様相に気の抜けた感も面白い。前者がアフターアワーズ向けなら、後者は真夜中のピークタイム向けか、両面どちらもDJ Kozeらしいユーモアとフロアでの機能性を伴う曲で文句無しの出来だろう。



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