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Dave DK - Val Maira (Kompakt:KOMPAKT CD 121)
Dave DK - Val Maira
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ダンス・ミュージックである事を前提としながらも、実にKompaktらしくポップでドリーミーな作風のアルバムとして素晴らしい。本作はドイツにて90年代後半から活動しているDavid KrasemannことDave DKによる8年ぶりのアルバムである。これまでにもMoodmusicやPlayhouseにPampaといったレーベルからメロディーやコード展開を大事にしたテック・ハウスを量産してきているが、2013年にKompaktより『Palmaille』(過去レビュー)をした事で、彼の音楽性が最も会うベストパートナーを見付けたようだ。Kompaktと言えばテクノやミニマルにアンビエント、そこにポップやロックも躊躇する事なく取り込んで、決して機能性だけを追求したレーベルではないのだが、本作に於いてもその音楽性は踏襲されておりリスニングとして機能する内向的ながらも美しいサイケデリアは、Dave DKの音楽性が見事に開花したものだ。アルバムのオープニングとなる"Fade In" - 正にタイトルの通りだが - は、霧の奥からカラフルな音の粒が現れてくるようなビートレスなアンビエント風で、この時点で此処ではない何処かへと誘われる幻夢の世界が広がる。続く"Halma"はまるでBorder Communityを思わせる甘くもサイケデリックなテック・ハウスを披露するが、BCが保有する毒っぽいアクは濾過され、Dave DKの曲ではただひたすら心地良い陶酔を誘発する。深い霧から様々なパーカッションやSEが現れる"We Mix At Six"も、トリッキーな構成のわりには気分を刺激する事なく、その美しい桃源郷の世界に溺れさせるような音楽性でまったりと落ち着いている。どの曲も長閑な田園地帯に霧が立ち込めたような幻想的なサイケデリアに満ちており、例えば普通に聴いていれば真夜中のパーティーの興奮よりは白昼夢に溺れる感覚に似ているかもしれない。勿論そういった音楽性に加えてクラブで機能する力強い4つ打ちの"Nueva Cancion"などもあり、非常にバランス感に長けたアルバムでもある。Kompaktに対するイメージが見事に発揮されており、Dave DKにとってもファンにとっても蜜月の出会いと呼ぶべき作品だ。



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