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The Orb - Moonbuilding 2703 AD (Kompakt:KOMPAKT CD 124)
The Orb - Moonbuilding 2703 AD
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テクノやハウスにダブやアンビエント、ヒップ・ホップやレゲエまで様々な音楽性を溶け込ませ、独自の亜空間を作り出すAlex PatersonことThe Orbにとってはアルバム毎にその音楽性が変化するのは当然の流れだが、やはりThe OrbとKompaktの絡みこそ最もテクノ色が強くなりベストな相性だと思う。そして近年はLee 'Scratch' PerryやDavid Gilmourとのコラボにサントラ作品等企画的なアルバムが多かったが、純然たるThe Orb名義では『Baghdad Batteries』(過去レビュー)より6年ぶりとなるアルバムが完成した。本作ではPatersonのベストな相棒でもあるThomas Fehlmann(Kompakt関連のアーティストである)が制作に参加し、リリース元もKompaktからなのだから、彼等の作品の中でもクールでインテリジェンスな方向性が打ち出されているのが特徴だ。しかし本作が完成するまでの道のりは長く、元々は2009年頃にロンドンにあるオペラ・ハウスに提供する曲を作っていたがそれが中止になり、そのベースとなった曲からオペラ的な要素を排除しながら紆余曲折の末に完成したのが本作だそうだ。元々がオペラ向けな曲だった事が影響しているのかは断言出来ないが、かつてのThe Orbのスタイルでもあった大作志向が復活し、収録された4曲それぞれが9〜14分と長尺の構成となっている事は嬉しい限り。彼等の発言によればクラシック音楽のように曲の中で変化と発展を設けたかった意図があるそうで、多様な音楽性とサンプリングを持ち込むThe Orbにとっては、今回の長尺な方向性こそ彼等の音楽性が活きるのは当然の理だろう。スポークン・ワードが入りアンビエントな雰囲気から始まる"God’s Mirrorball"は、徐々に荘厳なシンセや可愛らしいサウンドにダビーな音響が被さり、Patersonお得意の環境音サンプリングを持ち込んでからのミニマル・ダブのようなねっとりドープなリズムが入ってくれば、The Orb流のダンス・トラックへと変容する。後半に入ってからはリズムも入れ替わり、確かに一つの曲の中で大きなストーリーが語られているようだ。よりミニマル・ダブ的な残響が快楽的な"Moon Scapes 2703 BC"もどんどんと展開を繰り返す構成だが、繊細な電子音の粒子が無重力空間に散らばるように配置され、大胆で躍動的なビート感と繊細な電子音が高濃度に融解する。アルバムの中で最もサイケデリックな音響を放つ"Lunar Caves"は、スペーシーなSEやサンプリングも多く導入され得体の知れない何かが闇の中で蠢いているような壮大なアンビエントで、初期の作品を思い起こさせるようなユーモアとドープさが混在している。アルバムの最後の"Moonbuilding 2703 AD"ではレゲエ色の強いねっとりしたブレイク・ビーツを披露するが、何度もリズムは変化をするもそのパーツ自体は非常にミニマル的で、終始宇宙の中をのんびりと散歩をするような心地良いグルーヴ感で進んでいく。またやはりFehlmannの手腕は繊細な電子音や音響として明らかに影響を及ぼしており、PatersonのいたずらなユーモアとFehlmannの知的な成分が組み合わさった本作は、The Orbとしてのバランス感が最も良い瞬間であろう。蒸し暑い夏をクールに過ごしたいのであれば…本作は欠かせない一枚だ。



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