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Todd Terje - It's It's Remix Time Time (Olsen:OLS011)
Todd Terje - It's It's Remix Time Time
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北欧のニュー・ディスコで特に人気を集めるTodd Terjeが2014年に初めて完成させたアルバム『It's Album Time』(過去レビュー)から一年、あの時のインパクトと同等か、またはそれ以上のインパクトを与えるEPがアルバムからのシングルカットとしてリリースされた。元となった曲は"Inspector Norse"や"Strandbar"など既に時代は経過しているものの、迎えられたリミキサーが奇才の名をほしいままにするPepe Bradockにフレンチ・エレクトロのJoakim、そしてニューディスコ方面で活躍するRub N TugのメンバーであるEric Duncanが、新しい息吹をもらたす事に成功している。何といってもその変態っぷりを発揮しているのがやはりPepeで、元々は温かく包み込むような愛くるしいニューディスコだった名曲を、"Inspector Norse (Pepe Bradock Remix)"では飛び跳ねるようなジャジーなビートへと作り変え、そこに蠅が飛ぶようなふらふらとしたサクソフォンのメロディーへと入れ替えたPepe流のディープ・ハウスへと生まれ変わらせている。汚れなき多幸感に満たされたオリジナルから一転、ここではより生々しくより混沌とした真夜中のダンス・トラックへと姿を変え、多幸感とは異なる享楽的な昂揚が待ち受ける。"Swing Star (Pepe Bradock Remix)"も原曲のキラキラとした優雅な輝きを用いつつも、骨太でダーティーなリズム帯で肉付けする事でどっしり重量感のあるディープ・ハウスになっており、コズミック・ビートダウンとでも呼びたい。裏面にはこれまたサンバのグルーヴでフロアを賑わした"Strandbar"のリミックスが収録されているが、Joakimによるピアノのミニマルなリフを強調して派手さを抑えてひんやりとしたハウスに仕上げた"Strandbar (Joakim Remix)"、そして原曲の派手な多幸感を活かしつつコズミックなSEや図太いキックを加えてずんぐりと豪快なグルーヴを込めた"Strandbar (Eric Duncan Remix)"と、その方向性も対照的な作風はそれぞれに持ち味が現れている。どれも元々が素晴らしいだけに中途半端なリミックスは出来ないが、しかしここに収録されたリミックスは原曲に負けない魅力を持つ点にリミックスの意義が感じられるのだ。



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