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Octave One - Burn It Down (430 West Records:4WCLCD2-600)
Octave One - Burn It Down
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DJではなくアーティストとして、PCではなくハードウェアを愛し、デトロイト第二世代の中でも徹底的にライブを前提とした曲作りでデトロイト・テクノを追い続けるOctave One。かつてはRandom Noise Generationとしても活動をしていたBurden兄弟によるハウス・ユニット…だったかと思い込んでいたが、今ではRNGでの活動がほぼ無い事からOctave Oneがテクノとハウスの境目を作る事なくデトロイトのマシン・ソウルを鳴らしている。デトロイトのアーティストの中では堅実な音楽活動を続けるユニットではあったため、前作の『Summers On Jupiter』から7年もの時間が空いた事には驚きを隠せないが、その間も彼等はライブ・セッションを重ね経験を積んでいたのだ。そんな充実した状態での新作は、やはり今まで変わらないファンク精神が溢れ出るデトロイト・テクノで、ここまで求道的な音の求め方は既に愚直にも達している。鈍く重いキックと切れ味鋭いギターカッティングのようなシンセで野太いグルーヴを有む"Eighth Wonder"でアルバムは幕を開け、続く"Jazzo/Lose Myself"では女性ボーカリストのAnn Saundersonを起用してR&Bらしいねっとりしたソウルを持ち合わせたテクノを聞かせる。序盤のハイライトはかつてRNG名義で放った傑作のリメイクである"A Better Tomorrow (O1 Remake)"で、デトロイトらしい美しいストリングスとファンキーなリフの対比や揺るぎない無骨なリズム感からは、デトロイトというハードな街から生まれた希望を見出だせるだろう。またしてもAnn Saundersonをボーカルに迎えた"Believer"は官能的な歌が主張する色気さえも発するハウスで、続く"Whatever She Wants"では2つ目の山場となるようなエモーショナルで胸を締め付けるような切なさが爆発する。テクノもハウスも分け隔てなくデトロイトのファンキーかつエモーショナルなムードで纏め上げ、単なるDJツールとしてではなくライブでこそ映えるような感情の揺さぶりを誘発する音楽性は、長いデトロイト・テクノの歴史の中でも特筆すべきだろう。その宿痾にも思える求道的な音楽性ゆえに決して斬新さや時代性というものは無いかもしれないが、デトロイト・テクノという音楽を頑なに追い続けるスピリッツを存分に感じて欲しい。



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| TECHNO11 | 13:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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