CALENDAR
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< August 2020 >>
RECOMMEND
MOBILE
qrcode
SPONSORED LINKS
<< Lay-Far - Affirmation EP (Soundofspeed:SOSR017) | main | 2015/9/4 TodaysArt.JP 2015 TOKYO - Launching Party @ Liquidroom >>
Seven Davis Jr - Universes (Ninja Tune:ZENCD224)
Seven Davis Jr - Universes
Amazonで詳しく見る(日本盤)
 Amazonで詳しく見る(MP3)
ヒップ・ホップやブレイク・ビーツにロックなど雑食性が高く癖のある音楽性を得意とするNinja Tuneにとってでさえ、2015年はレーベルにとって印象に残るような一年となるだろう。何と言っても二人の才能ある若かりし新星が共に初のアルバムをリリースしており、一人はUKはロンドンからのRomare、そしてもう一人がこのロサンゼルスを拠点に活動するヴォーカリスト/プロデューサーのSeven Davis Jrだ。何でもシンガーとしてメジャー・レーベルからのお誘いもあったようだが、本人がライター/プロデューサーとしても経験を積みたかった為にそれを断り、アンダーグラウンドな場所での活動を選んだそうだ。結果的には2014年には名門Classic Music CompanyからもEPをリリースし、更にはNinja Tuneとの契約も決まるという、新人にしてはこれ以上はない位のサクセス・ストーリーを歩む事になったのだから、その選択は間違っていなかったのだ。それにしたってこのようなハウス・ミュージックのアーティストがNinja Tuneからアルバムをリリースするのは意外としか思う事は出来ないのだが、しかし実際にアルバムを聞いてみればその雑食性の高い音楽性があればこそ、レーベルにとっては意外でも何でもなかったと痛感する。事実このアルバムには多様な要素が散りばめられており、アルバムのイントロ的な"Imagination"からして既に生々しい血潮がたぎるネオソウルな熱さとアブストラクトな音像を含み、Seven Davis Jrの世界へと誘い込む。続く"Freedom"はけたたましいドラムキックが炸裂する上に妙に明るいシンセがリフレインする - しかし普通のハウス・ミュージックではない - ダンス・トラックで、なのに何故か黒人音楽のファンキーな要素も兼ねている。そして"Sunday Morning"はデトロイト・ハウスにも似た訝しさを伴う黒いハウスで、自身の流暢なボイス・サンプルを反復させながら、カオティックな勢いで飲み込んでいく。かと思えば前のめり気味なビートにコズミックなSEやゴスペル風なオルガンを導入した"Everybody Too Cool"は、この猥雑としながら陽気なノリのグルーヴ感は正にPファンク由来のごった煮ハウスだろう。サンプリングだろうか、ループを多用したディスコ・フィーリング全開の"Good Vibes"にしても、純然たるクラブ・ミュージックと言うには余りにもライブ的な躍動がありカオティックだ。アルバムの終盤に用意された"Afterlife"にしても、もはやハウスと言うダンス・ミュージックよりはその優美な光沢感のあるサウンド使いや適切なコード使いなどがモダン・ソウルを思わせ、やはりSeven Davis Jrが既存のハウス・アーティストとは一線を画す道を進んでいる事を強く象徴している。かなり個性的が故に好き嫌いは正直分かれるアルバムだとは思うが、これ程までに黒人音楽というルーツを掘り下げながら、それを模倣ではなく自身の音として鳴らしているSeven Davis Jrは、兎にも角にも注目の的である事は間違いない。



Check "Seven Davis Jr"
| HOUSE11 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(1) | |
スポンサーサイト
| - | 12:00 | - | - | |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
トラックバック
Universes / Seven Davis Jr
さて、今日は Seven Davis Jr の 1st アルバム。 この名前を最初に見かけたとき、Sammy Davis Jr というかつてのエンターテイナーを真っ先に思い出したのだが、やっぱり狙ってこんな名前を名乗っているのだろうか。それとも、何かの偶然? ライナーによると、幼いころ
| 音盤収集病患者の館 − 裏 MDRH | 2016/05/01 1:03 AM |