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Kai Alce Featuring Rico + Kafele Bandele - Take A Chance (NDATL Muzik:NDATL013)
Kai Alce Featuring Rico + Kafele Bandele - Take A Chance

Kai Alce主宰のNDATL Muzikはシカゴやデトロイトのテクノ/ハウスを基調に、そして時にはその周辺の巨匠による非常に貴重な未発表曲を掘り起こしたりと、地味にEPを粛々とリリースするアンダーグラウンドな活動性ながらもその音楽の質の高さは疑いようがない。ちなみに最近知ったのだがNDATL Muzikは、New YorkとDetroitとAtlantaの頭文字から名付けられており、その地域の音楽からの影響を受けている事を意味しているそうだ。そんなレーベルの新作は主宰者であるKai Alceによるもので、ボーカリストのRicoとトランペッターのKafele Bandeleを起用したボーカルハウスを披露している。変わる事なく淡々と刻まれるくすんだ4つ打ちとアフロなパーカッションに、静かに情緒を添える温かいシンセのコードと低温で燻るようなムーディーなトランペットのメロディーが加わり、そして囁くように官能的に歌われるボーカルによって一層そのソウルフルな雰囲気は強みを増す。決して派手な展開や大きな衝動はないものの、厳かで内省的な音楽性を探求するLarry Heardのように感情に静かに訴えかける音が着実に耳を惹き付ける。とそんなオリジナル作品をリミックスしたのが何とLarry Heardで、まるで師弟関係のような両者の音楽性なのだから当然リミックスの相性もベストと言っても間違い無しの出来だ。先ずはLarry名義でのリミックスとなる"Take A Chance (Larry Heard Vocal)"は原曲のメロウな面をそのまま活かしつつ、更に洗練に磨きを掛けて透明度を増したシルキーとでも呼べばよいのか、非常に上品でタイムレスな響きを放つディープ・ハウスへと昇華している。そしてMr.Fingers名義でのリミックスとなる"Take A Chance (Fingers Ambient Vocal Mix)"は、近年原点回帰も見せている流れに沿ったアシッド・ハウスとアンビエントが入り交じるディープ・ハウスで、ヒプノティックながらも何処か夢の中で響くようなアシッド・ベースの胎動と胸を締め付ける切ないトランペットのメロディーが交錯するフロアでの存在感を示すスタイルだ。いやはや、やはりLarry Heardの全てを許容する包容力と心に染み入る郷愁に満ちたディープ・ハウスは別格と言わざるを得ない。タイムレスとは正にこの事だ。



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