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Inner Science - Here (Plain Music:PLCD-1004)
Inner Science - Here
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2014年にはInner Science名義で2枚のアルバム、そしてPortral名義で1枚のアルバムをリリースと制作意欲が高まり、その活動にも円熟味を見せている西村尚美。2015年もその勢いは止まらずに一年待たずとしてInner Science名義でのニューアルバムが完成した。電子音楽を探求する西村の音楽性は、宝石のような煌きに透明感のある粒子のような音と、複雑なリズムが生むしなやかなグルーヴを組み合わせた上で、アンビエントにも近い空間に溶け込むような演出を遊び心を込めて行うものだ。それはダンス・ミュージックとしてリスニングとしても両立するが、音色そのものやリズムからだけでもはっきりと西村の個性が感じられる程に、その特徴は際立ち既存の電子音楽に埋もれない独自の世界観を確立させているアーティストの一人だろう。さて、前作『Self Figment』(過去レビュー)までは比較的ダンスとして性質を強めていた傾向があったが、この新作ではそこから一転してリズムはやや希薄化しシンセの音色そのもので多彩な表現へのアプローチを試みている。事実アルバムの多くの曲ではビートレスなものだったり、DJ向けを意図しない曲尺も短いものが増えたりと、決して使う用途ではなくアルバム表現の為の音楽として方向性が定まっている。アルバムへの入り口となる"Introduction For Here"からして、前作からの変化は何かしら感じ取れるだろう。音の一つ一つがより際立ち明瞭な輪郭を見せるようになり、ビートレスであっても流れが感じられる。続く"Bare"は如何にもInner Scienceらしく、臨場感のあるドラムマシンのリズムと多彩な光を持つ音の粒が、神秘的な泉から湧いて出るような美しさがあり、エレガンスと呼んでも差し支えない電子音の華麗なる遊びだ。"Ivy"や"Not Far From Here"はやはりビートは入らないが、その代わりに左右へのパンや音量の変化を用いながら小刻みに揺さぶる動きを作り、ビートを内在させたような音楽はアンビエントとは似て非なる空間/環境への馴染み方がある。"Twin Birds"では変則的で引っかかるようなビートも入ってはいるが、やはり印象的なのは虹のようなシンセの音色で、すっと浮かんできたり大胆にパンしたりする音そのものの大きな動きが展開を作っている。アルバムは40分弱と随分コンパクトに収まり、その全く曇りのないオプティミスティックな多幸感にいつの間にか聴き終わってしまうと、またもっととその音を求めてリピートしてしまうのは間違いない。童心のような遊び心と音色の美しさを極めたこのアルバムは、電子音楽だからこそ表現出来た優美な世界が広がっている。



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| TECHNO12 | 09:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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