CALENDAR
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< September 2019 >>
RECOMMEND
RECOMMEND
I KNOW YOU LIKE IT(アイ・ノウ・ユー・ライク・イット)
I KNOW YOU LIKE IT(アイ・ノウ・ユー・ライク・イット) (JUGEMレビュー »)
Shinichiro Yokota,横田信一郎 Shinichiro Yokota,横田信一郎 Shinichiro Yokota
RECOMMEND
MEZZANINE REMIX TAPES 98 [12 inch Analog]
MEZZANINE REMIX TAPES 98 [12 inch Analog] (JUGEMレビュー »)
Massive Attack
名作MEZZANINEリリース時に予定されていたマッド・プロフェッサーによるダブ・バージョンが、今になりリリース。こちらはアナログ盤。
RECOMMEND
Mezzanine
Mezzanine (JUGEMレビュー »)
Massive Attack
メザニーンのリマスターに、上記のダブバージョンを合わせたCD2枚組。
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
RECOMMEND
FRKWYS Vol.15: serenitatem
FRKWYS Vol.15: serenitatem (JUGEMレビュー »)
VISIBLE CLOAKS,YOSHIO OJIMA,SATSUKI SHIBANO
MOBILE
qrcode
SPONSORED LINKS
<< 2015/12/11 THE OATH -every friday night- @ Oath | main | Defected Presents House Masters - Masters At Work Volume Two (Defected Records:HOMAS24CD) >>
2015/12/13 日本オシロサービス @ Oath
かつてOathにて開催されていたサンデーアフタヌーン・パーティーである日本オシロサービスは、ヨーロッパでの長い活動から現在は日本でDJをするDenと、現在はベルリンへと拠点を移しMojubaでも活躍するSTEREOCiTIが、彼らのパーソナルな面をより打ち出して通常のパーティーとは異なる音楽性を披露する実験とユーモアの場所であった。STEREOCiTIがドイツへと渡った事により現在は休止中であったが、この度彼の来日ツアーに伴い一夕限りの日本オシロサービスが開催された。
夕方17時オープンに合わせて現地へと赴くと、丁度Denがプレイを開始したところだった。誰もいない静けさのみが広がるフロアで、ノンビートで瞑想感の強いアンビエントで音が鳴り始める。続くはジャーマン・プログレだろうか、多幸感のあるギターの咆哮とコズミックなシンセが揺れ動く電子音楽で長閑な空間を揺蕩い、そこにFreund der Familieによる隙間のある空間に官能的な残響が揺らめくミニマル・ダブの"Pacifier"で、ビートが入ってきて静謐な雰囲気の中でダンスのグルーヴが刻み出す。そこからもミニマルかつディープな空間の奥行きを感じさせるテクノで、淡々と冷気が満ちるようなムードで決してフロアを激昂はさせない。全くざわめきのないフロアで狂騒もなく歓声もなく、深みのある音響をじっくりと堪能出来るのはある意味ではもったいない程だ。次第に揺さぶりをかけるようにバウンシーなダブ・ハウスや、DJ Sprinklesによる内向的で思慮深いディープ・ハウスの"Fresh"もプレイし出すが、それでも間を強調した空間の広がりを感じさせる構成の曲が多く、まだ人も殆どいないフロアに合わせたような空間創出が心地良かった。

18時からはSTEREOCiTIに交代。一旦仕切り直すようにシネマティックでメランコリーな曲から開始。序盤にKraftwerkによるテクノ化する前の音で遊戯をするような牧歌的な"Kristallo"も飛び出して、随分とファニーで和やかな空気に包まれる。そこにEdgar Froeseの原始テクノのような安っぽくもうきうきと浮足立った"Videophonic"、更にはしなやかに揺れながらメロウに染めるジャズや、民族風なファンクが滲み出る実験的なBill Laswellの”Upright Man"など、早速フリーフォーム全開のスタイルが浮き彫りになる。そしてGuru Guruの生命力漲るファンキーなロックや、Princeの色気たっぷりでファンクネス炸裂の"Sexy MF"など、普段のクラブ・パーティーでは絶対に耳にする事が出来ないであろうパーソナリティの強い選曲は、Oathというクラブと自身で主催する日本オシロサービスだからこそだろう。次第にビートは振れ幅を増しながらテクノ/ハウスへと移ろいつつ、Moon Bによるローファイでアーバンなハウスの"Realms"で日曜夕方のしんみり感を強めていく。

19時になり完全に闇へと染まりDenが2回目のプレイを始めると、次第にフロアにも足音が増えてくる。STEREOCiTIのしんみりした情緒を継続して、いきなり"Deep Burnt"でぐっと心を掴んで夜のモードへと足を踏み入れる。そこからビートは少しずつ揺れながらパーティーのダンスの質感を強め、官能的な深みを生むディープ・ハウスや煌びやかでディスコティックなハウスなど、音にも幾分か豪華な装飾が施されフロアの高揚が高まりつつあった。色彩豊かに煌き熱気溢れるボーカルで栄華を極めるような"Who Made Who (Digital Dub)"で一気に感情は昂ぶり、フロアの雰囲気もポジティブでハッピーな空気が強まると、そこからはダブ・ハウスやテック・ハウス、ファンキーなハウスなどイーヴンキックの心地良い4つ打ちにバウンス感を加えて、ドスドスとしたグルーヴで攻め上げながら夜に賑わいを作り出していた。そしてまさかの"Spring Rain"で豪華絢爛かつ優美なストリングスに引率され、多幸感の中を駆け抜けながら日曜夕方の憂鬱な時間帯がセンチメンタルなものへと成熟しだしていた。

随分とフロアも温まり素敵な日曜夕方になった20時、再度STEREOCiTIへと交代。Gerdによるスモーキーでロウなビートが体を刺激する"In The Morning (At The Club)"を投下し、弛緩したムードながらも湿っぽく艶めかしい。そしてレイドバックして時代感を匂わせるMorgan Geistのモダン・ディスコな"24K"にほっこり心温まり、フロアはまだまだ真夜中のハイテンションな騒ぎの中ではなく、随分とリラックスした空気で和んでいる。確かにグルーヴは太くなりつつあるが強迫的な感じは一切なく、Tin Manのアシッド・ハウスな"Futurist Acid"にしてもオプティミスティックでどこかとぼけたような楽観的なムードがあり、サンデーアフタヌーン・パーティーを意識して焦らしながら盛り上げていく。DenにしてもSTEREOCiTIにしても真夜中のパーティーの緊張感とは無縁で、のびのびと自由に楽しんでプレイしているのが伝わってくるのは、日本オシロサービス以外ではなかなか体験できないものだろう。盛り上げる事を必然とされる真夜中のパーティーとは異なり、気負いなくバーソナリティーを打ち出したプレイは、彼等のルーツにも触れつつ和やかなムードを享受する日曜夕方にはぴったりだろう。勿論ダンスさせない訳ではなく、叙情感ほとばしるパッドにうっとり陶酔するテック・ハウスも、派手なサンプリングを用いたフィルター・ハウスも飛び出し、店内はストロボ・ライトも点灯して夜のざわめきがもう目の前に迫っていた。リズムはかっちり硬く刻まれるように変化し、体に迫る重低音も強くなる。フロアも暗くなり音もアッパーに盛り上がってきてこれから大ネタもどんどん飛び出すのでは…と期待をしていたのだが、当方は後ろ髪引かれつつ翌日の仕事の事を考えて21時頃に撤収。パーティーはまだまだという状態ではあったものの、オープンから早い時間帯のフリースタイルな選曲は興味深いものであったし、日曜夕方の憂鬱なムードを吹き飛ばすには十分過ぎた。粗品のオシロ君カレンダーも頂き、素敵なサンデーアフタヌーンを過ごす事が出来た。
| EVENT REPORT6 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
スポンサーサイト
| - | 20:00 | - | - | |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://matyu.jugem.jp/trackback/3794
トラックバック