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Inner Science - Assembles 5-8 (Plain Music:PLCD-1007)
Inner Science - Assembles 5-8
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サンプリングを駆使したアンビエントのPortral名義、ドラムマシンも用いてダンスとしての表現力を拡張したInner Science名義と、様々な手法に取り組んで個性を発揮している西村尚美は、ここ数年創作意欲が爆発したかの猛烈な勢いで作品を制作しその名声を高めている。2014年にはInner Science名義ながらもその本流とは異なるコラージュを中心とした実験音楽の『Assembles 1-4』(過去レビュー)を立ち上げ、またしても西村の自由な音楽性に魅了されたのはまだほんの一年前の話だ。そう、その第二弾としてもう本作が完成しているのだから、西村の創作意欲には驚かずにはいられない。前作と同様に本作もメロディーや起承転結という枠組みから外れてコラージュのような音そのものを聞かせる内容で、どれもが10分程の曲尺と長い流れを活かして遊び心溢れる自由な音の響きや連なりを見せており、そのコラージュ感は前作よりも更に強みを増して電子音による抽象画を描いているようだ。前作からの変化としてはそこにドラムマシンによるリズムが加わり、Inner Science名義の特徴である透明度の高い電子音によるピュアな雰囲気に変化球のリズムが点描のようなアクセントを施し、Portral名義のフラットなアンビエントとは異なるアバンギャルドな音楽へと進んでいる。単なるアンビエントでもなく、ダンスなテクノでもなく、逃避の為のメディテーションでもなく、浮かび上がってはあっという間に消えて様々な音が入れ替わり立ち代りで出現する音の粒による実験(遊び)は、もはや音階やコードの規則ではなく音そのものの響きを楽しむところまで到達しているのだ。更に本作を制作するにあたり素材となった音を用いて出来上がった"Assembles 5-8 Component"は、20分にも及ぶ清涼感に満ちた中に混沌が渦巻くコラージュ大作で、その自由な精神性をより体験出来る事だろう。複数の名義を用いて異なる音楽性を披露しながらも、一向にその質・量共に陰りの見えない西村は、今がピークと呼んでも差し支えない程に音楽人生の春の中にいる。



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| TECHNO12 | 18:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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