<< 2016/1/9 RESPONSE NEW YEAR'S PARTY @ Warp | main | Jupiter Jax - Visions (100% Silk:SILK072) >>
Stump Valley - Magica Movida EP (No 'Label':RHD-026STUMP2)
Stump Valley - Magica Movida EP

オランダはRush Hour系列のNo 'Label'なるレーベルからStump Valleyの新作がリリースされた。アーティストについては2014年にデビューしたばかりのイタリアのアーティストであるという事以外は殆ど公開されていないが、昨年リリースUzuriからリリースされた「Recorded At Summer Forest Camp」(過去レビュー)ではディープ・ハウス〜シカゴ・ハウスからジャズにアンビエントの要素まで盛り込んだ人肌の温もりを感じさせるハウスで、Stump Valleyがまだ進化/変化中の存在である事を見せつけていた。この新作ではアナログ2枚組のボリュームで、またもミステリアスな存在を誇示するように前作とは異なる作風も披露しながら、そのユニーク性に磨きを掛けている。A面には9分にも及ぶ"Oceans Refuse No River"が収録されているが、初期シカゴ・ハウスのようなロウなビートから始まり抜けのよい爽快なパーカッションへの展開、そしてニューディスコのようなファットなベースと輝かしいシンセが前面に打ち出されたパートと、実に愉快に闊歩するような和やかで懐かしみのあるハウスは開放感のある屋外向きか。B面にはそのドラムパートを強調した"Drum Tool"と共に、エキゾチックなメロディーや不思議な太鼓の音が興奮を煽るトライバルな"Ritmo Maroleandro"が収録されており、こういった要素がアーティストの得体の知れなさを強調する。C面に移っても"Sunshine Hotel"ではトライバルなパーカッションや奇妙なベースが先導するが、途中から清涼感と控え目にバレアリック感のあるシンセが輝かしさを放ち、リラックスしたリゾート地にいるかのような開放感を体感させる。そして何故に本盤に紛れ込んでしまったのか、D面では荒廃したリズムやシンセが荒れ狂いスローモーな流れに感覚が麻痺するフリーキーなロウ・ハウスの"Escape From LA (MTRPLS mix)"が収録されており、その奇抜さが一際目立っている。的を絞らせない音楽性から未だアーティストの全容を知る事は難しいが、その個性は耳を惹き付けるには十分で、注目しておいて損はないアーティストの一人だろう。



Check "Stump Valley"
| HOUSE11 | 12:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
スポンサーサイト
| - | 12:00 | - | - | |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://matyu.jugem.jp/trackback/3816
トラックバック