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Map.ache - The Golden Age (Giegling:GIEGLING 17)
Map.ache - The Golden Age

日本に於いては、特にメインストリームからはやや外れたダンス・ミュージックを聴かない人にとっては、このレーベルの存在を知らなくてもおかしな事ではない。だがしかし、2014年度のResident Advisor Poll部門で1位を獲得したという文句があれば、僅かでも興味を抱いても損はない筈だ。そのレーベルこそドイツ・ワイマールを拠点とするGieglingで、VrilやEdwardらもカタログに載るように奇才揃いなのである。そしてテクノやハウスのみならず、アンビエントやヒップ・ホップにまで手を広げつつも、そのどれもが工芸品のような美しさの中に仄かなメランコリーがあり、ただ踊れれば良いという以上の音楽性を秘めている。本作はJan BarichことMap.acheによるもので、過去にはヨーロッパの繊細な美的感覚を打ち出したディープ・ハウスもリリースしていたようだが、このGieglingからの作品ではそれを継承しながらも、レーベルの奇抜な性質も強めながらメランコリーに染め上げている。何と言ってもタイトル曲の"The Golden Age"が素晴らしく、つんのめるような変則的なビートの上に滑らかに展開するエモーショナルなシンセのコードの構成は、星空が広がる下の夜道を闊歩するような何だかウキウキとするムードがあり、ドラムのリズムとシンセのリズムの相乗効果で不思議な感覚の揺らぎで陶酔させられる。"Give Peace A Change"はぼんやりとして陰鬱な夢のようなシンセがリフレインするディープ・ハウスだが、ビートにはざらつきがあって生々しく、ロウな質感が曲にちょっとした刺激を加えている。と思っていると、裏面の"Message from Myself"ではまた弾けるようにキックやパーカッションが入り乱れ、そこに浮遊感を生む淡い色彩のシンセが情緒を添えて、何だか騒がしくもありながら軽快なグルーヴで晴々しいハウスを披露している。最後の"You Are The Bonus"は壊れた楽器が鳴っているような電子音が不協和音的に構成されたビートレスな曲で、これは踊るための音楽ではないかもしれないがメランコリーが感じられ、パーティーの朝方にプレイされてもおかしくはない。Gieglingらしくストレートなダンス・トラックは無いのだが、これら工芸品のような曲がミックスされるとDJの中にスパイスとして作用するのではと思わせられるし、実に面白い音楽だ。



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| HOUSE11 | 20:00 | comments(0) | trackbacks(0) | |
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